朝は多くの人は決められた時間までに出社・登校しなくてはならない生活をしていると思う。
よく「朝の1分は帰りの5分に相当する」とか言われるほど、朝の時間は貴重だ。

車で通勤・通学していると乗り込んですぐ出かけられるかどうかが結構ポイントだったりする。
それを遅らせる年間通してのトラブルはバッテリー上がりとガス欠。
ただこれは（前者は突然死もあり得るので油断は禁物だが）ちゃんと整備点検や残量チェックしていれば、程度防げる。

しかしこの出かけるときの障害に、冬には自分では如何ともしがたいものが加わる。

それは突然の降雪による除雪作業だったりガッチンガッチンに凍ったフロントガラスの視界確保だったり。

雪はそれでも濡れるのをいとわなければ特に道具もなく下ろすことができる。スタッドレスタイヤを履いていれば何とか道路まで出るのも可能だ。

．．．と言ってもここまで積もると一苦労だが(^^ゞ

問題は氷。フロントガラスにびっちりと張った薄氷は視界を妨げるので取らなければスタートできない。時間がゆっくりあるのならばエンジンの暖気を待ってデフロスターをかければ徐々に溶けていく。あらかた溶けたあたりでワイパーかければきれいになる。しかし、時間に制限のある朝はこの「ゆっくりと暖気を待つ」というのが精神的によくない。フロントガラスが凍るような朝は寒いのでエンジンもなかなか暖まらない。まだ冷たい空気のデフロスターをかけてもなかなか溶けない。時間がもったいないので少し氷が浮いてきたあたりで手で掻き取るのだが、水滴でなく霜が凍ったようなびっちりと白くはりついた氷は結構取りづらい。かくして朝の貴重な数分間をロスって出発すると、そんな天候の朝は道も凍っていて飛ばせない．．．と言うことになる。

その朝の貴重な数分を短縮するツール。カー用品を製造する株式会社クレトムの「カードアイスカッター」。同社には類似のもので、柄付きの大型のものや力をかけやすいように形状がメガホン型など面白いものもあるが、居住地域がら毎日毎日使うものではなくて、冬場の週2回ほど．．．となると収納時にかさばるよりは車のドアポケットに入れておけるくらいのシンプルなものでよいなと。

この「カードアイスカッター WA62」は4wayを謳うカードタイプの霜取りツール。

台形の各辺がフロントガラスの視界確保を妨げるさまざまな状況に対応している。

氷・雪・水・霜に対する面がある

それは
・霜取り
・雪の除去
・氷の除去
・水切り

「氷」面はザラザラで氷を割る。「雪」面は書き落としのため広い。

「水」面はゴムが付いていてハケがよく、「霜」面は力がかかるよう硬い。

この中で前述の「薄く凍ったフロントガラスの視界確保」に有用なのはやはり「氷」面。

凹凸の筋が付いた「氷」面でフロントガラスを強くこすると氷を割りガラス面まで届くので、その後「霜」面でさらに掻き落としてやれば短時間で視界確保！いままでのようにエンジン始動⇒まだ寒風しか出ないデフロスター最大にして車内に冷風吹き荒れる中凍えながら融解を待ち、その後溶けづらいガラス上方を手で掻き落とす．．．などとやっているとほぼ5分近くを要するが、これだと氷面でガリガリ「氷」を引っ掻き、「霜」面で掻き落とすのに軽自動車のフロントガラス半分でほんの10～20秒程度。逆側に回って作業を繰り返し、後ろも必要ならやっても1分ほどしかかからない。大幅な時間短縮による心の余裕は事故防止にも良いので、ぜひ。

ワイパーではどうにもならない薄氷も．．．

「氷」面でガリガリ削り．．．

「霜」面で落としてやれば即視界確保（左半分施工後、右半分施工前）

【仕様】
サイズ（mm）：130×4×120
カラー：ブルー