学生時代(1980年代)に彫金用として購入した両甲タイプの精密ヤスリです。
黒い木柄は学校での差別化のためにマジックで塗りましたw
両方の面がそれぞれRの違った甲丸になっています。
柄を外すと長さは約14.5cmでした。
こちらは反対側の半丸状の面で、対象物に合わせて使い分けます。
お魚マークの刻印がありますが、「お魚」意外に文字が彫られていないので、魚地球印のものなのか、GLARDONのものなのか、あるいは怪しい模造品なのかは不明ですが、御徒町の工具店で買ったのだけは確かです^_^;
怪しい製品ですが、一生使います!
主に指輪などの銀細工を製作する時に用いていたもので、私が所有していた彫金用の精密やすりの中で最も気に入って使っていたものです。
定規の目盛りががピンボケですが、このくらいの目の粗さ(細かさ)です。
学生時代は基本的に銀専用として使っており、削った粉は集めて再利用したりしていました(せこいw)^_^;
社会人になってからは真ちゅうなどを削って色々なパーツを作ったりしましたが、アルミを削ったら目詰まりしてしまい酷い目に遭いました。。。
緩やかな面のアップ、写真で見るとギザギザですが触り心地は意外とツルツル・スベスベです。
基本的にどちらの面も目の細かさは同じで、ツルツルなのによく削れます。
通常は、ワイヤーブラシか真ちゅうブラシで目詰まりは解消するのですが、アルミはかなり粘っこくてなかなか取れず、結局デザインナイフの先端で目に沿って彫るようにして何とか大きな塊は取ることができましたが、細いものは未だに付着したままです。
ここ10年くらいは使っておらず、ロクに手入れもしていなかったので、うっすらと錆が浮いてきている感じですが、まだまだ十分使えるのでしっかり手入れをして大事に使っていこうと思います。
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購入金額
0円
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購入日
1983年頃
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購入場所
御徒町の工具店
hatahataさん
2014/12/16
目詰まり。柔らかめの金属を削るとなりますよねぇ。
デザインナイフでお掃除。良くやります。
izappyさん
2014/12/16
精密ヤスリは目が浅いのですぐ詰まるので、柔らかい金属には使わない方が良いですね。
お掃除グッズとしては、半田取り用のワイヤーブラシ(筆のように細いやつ)が良いのですが、行方不明になってしまったので、今はデザインナイフと真ちゅうブラシの二本立てです。※ヤスリ自体滅多に使いませんが^_^;
魁三郎さん
2018/05/02
私も同一の魚マークだけの鑢を販売用に所有しており、どこの鑢なのか不明なまま販売するわけにはいきませんので魚マーク鑢で検索していたところこちらにお邪魔しました。
魚マークの魚地球(広島鑢製造所)とValobeの販売代理店様に確認しました。確かに怪しいですよねロゴもないし(笑。
広島鑢様に画像を送り確認してもらった所、「弊社商品ではないとの返答」ずいぶん前に倒産?閉店?してしまった会社のものではないか?会社名は不明とのこと。
続いてValobeの代理店様に現物を見てもらって確認しました。流石ヤスリ専門の営業さんです。一発で分かりました。
この魚マークの鑢は「魚印」ウオジルシのヤスリと言って既に業務を終了された会社のものだそうです。魚マークのヤスリがValobeと魚地球、そして魚印と3社あったそうです。それ以上はわかりませんでしたが、怪しい偽物商品ではなく今は無きメーカーのものだそうです。
言うなれば幻の鑢です。大事になさってください。
izappyさん
2018/05/02
貴重な情報ありがとうございます。
この魚マークについてはずっと気になっていましたが、
ようやくスッキリしました\(^o^)/
最近はあまり創作活動をしていないので、
仕様頻度はかなり低いですが、
いつでも使えるように手元に置いてます。