先ずはパッケージ。
全体的に黒を基調としていて、そこにナイト2000のフェイスが採用されています。

ナイト2000の象徴とも言えるナイトフラッシャーが強調され良い味を出しています。

フタを開けるとお馴染みの疾走するナイト2000を採用したブックレットが見えます。

ボックスの中身は以下の通り。

• ナイトライダー完全版ブックレット
• 「日曜洋画劇場」ナイトライダー吹替台本復刻版（初回版特典）
• BDケース（1シーズン毎x４つ）

ブックレットには各話の紹介などが記載されています。

洋画物についてはオリジナルを字幕で見る方が良い、とする趣もありますが、ナイトライダーが日本で放映されていた時代の日本語吹き替え洋画ドラマはクオリティの高い作品が多く、それらは日本語吹き替えの方が楽しめる物が多いです。

「超音速攻撃ヘリ エアーウルフ」「特攻野郎Aチーム」「冒険野郎マクガイバー」など……

それらの中でも、やはりこのナイトライダーが飛び抜けて人気が高かったのはアクションに加えて、マイケルとK.I.T.T.の掛け合いの良さによるものでしょうね。

流石に30年以上前に作られた古いドラマになりますので、今見ると古臭く感じる部分もあります。

それでもストーリーの面白さ、アクションシーンのハラハラ具合、そしてマイケルとキットの絶妙なやり取りは、今見ても興奮せずにはいられませんね。

BDを見て感じたのは、当時から随分と経っているのに意外と内容を覚えているなぁ、と言う事。

当時それだけ印象が強かった番組だと言う事なのでしょうね。

嫁さんも当時見ていたナイトライダーファンなので、二人でBD見ながら「このシーンの後に、こういうシーンだったよね」「そうそう、で、こうなってね。」なんて会話を繰り返しながら楽しんだり。

映像技術は進化して見てくれは素晴らしい物が出来上がる時代ですが、内容的にナイトライダーに匹敵するドラマがどれだけあるか。

ナイトライダー、ワクワク感が止まりませんね。

内容的には最高な、この作品。

でも操作性は最低です。

BDを再生すると、正規購入者を泥棒呼ばわりするかのような不正コピー防止を訴える映像を強制的に見せられます。
スキップ出来ない仕様なので、再生する度に強制的に見せられ無駄に時間を取られます。

そして1話の中にチャプターが打たれていないので、1話見ている途中で停止してしまうと話の最初からしか再生できません。

映像メニューを表示しても、再生リストには話の一覧が表示されるだけ。

従って見ていた所まで一生懸命早送りで送って、ようやく続きが見れる仕様です。

最初そんな馬鹿なことは無いだろうと思って色々と調べたのですが、チャプタージャンプなんてものはありませんでした。

ちなみにシーズン1のBD1枚目には1話と映像特典が収録されているのみのため、実質1話のみが収録されている事になる訳ですが、1話って日曜洋画劇場で放映されたパイロット版なので……

判りやすく書くと映画一本チャプター無し、と同じようなものなのですよね。

途中途中でアイキャッチが入るのですが、そのアイキャッチの部分にチャプターが打たれていないので……orz

普通チャプター打つでしょ、アイキャッチの単位くらいには。

そんな訳で、ユーザーの利便性は度外視、そのくせ自分たちの権利は押しつけがましく、と言うのが、このBD-BOXの仕様です。

このBD-BOXに限らず、不正コピー禁止の啓蒙映像をスキップ出来ないようにする意味が判りませんね。

それで不利益を被るのは正規購入者だけなんですから。

海賊版になった時点で、そんな無駄な部分はカットされるのがオチですし。

まぁ、そっちは兎も角……チャプタージャンプ出来ないのは、かなり痛いですね。