Vossさんに譲って頂いた逸品。
元々のクーラーは爆音、爆熱だったらしく、Vossさんが最強のVGAクーラー、Accelero Xtreme IVに換装された品だ。
このAccelero Xtreme IV、5スロット占有、エアフローも考えると6スロットは空けておく必要があるという、凄まじいスロット占有率を誇る。
というか、普通のマザーだったら、これ積むと他のカードは実質装着不可だ。
今回はZ97マザーに搭載したのだが、巨大なトップフロークーラーを搭載しているのを忘れており、CPUに一番近いPCIeスロットに装着不可という事態に。
Accelero Xtreme IV、カード背面に1スロット分はみ出すんですよ。
通常、CPUに近いスロットはX16で、下の方はX8だったりX4なので一番CPUに近いスロットに装着しない限り、ビデオカードの性能を100%発揮することが出来ないという問題がある。
しかし、運良く使用するマザーがPCIeブリッジチップ搭載のZ97 Extreme9だったので、PCIe X16が2スロットあるのだ。
というわけで、下段のPCIe X16スロットに無事取付を完了。
一番下に収まった、巨大カード。
ケース底面とファンの間がほとんど無いように見えるが、実際は3cm程度隙間があり、エアフローは問題無い。
3連ファン搭載のELSA GTX780 S.A.C.を余裕で越えるビデオカードサイズ。
いくらなんでもデカすぎである。
マジでケースを選ぶクーラーだ。
6スロット占有の理由は、この通りカード裏表にヒートシンクが装着されているため。
表側には92mmの3連ファンが装着されている。
裏側はメモリ冷却用のパッシブクーラーとなっている。
ヒートシンクはコの字型の金具で基板をがっちりとサンドイッチしているので、基板が歪むことはない。
表側と勘違いしそうだが、こちらはカードの裏側。
メモリをがっつりと冷やすことが可能だ。
さて、届いたこのRadeon R9 290Xだが、せっかくなのでグリスをリキプロに交換してみた。
リキプロ化したものを、FurMarkを使って100%負荷をかけてシバいたのが、以下のグラフだ。
…なんと、アイドル時は29℃@680rpm、100%負荷時でも58℃@1300rpmという結果となった。
オリジナルのクーラーでは90℃を超える温度だったということなので、どれだけAccelero Xtreme IVが冷えるのかが解る結果である。
というか、温度を見るとR9 290Xとは信じられない値だ。
ファンも1300rpmでゆるゆると回っているだけなので、まったく騒音はしない。
いやはや、Accelero Xtreme IV恐るべし、である。
さすが6スロット占有。
万人に勧められるクーラーではないが、がっつり冷やしたい人にはメチャクチャお勧めなアイテムだ。
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購入金額
0円
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購入日
2015年12月20日
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購入場所
daiyanさんに買ってきてもらった→Vossさん宅から我が家へ引っ越し
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