たかがホットカーペットですが、色々な機能が盛り込まれています。

・防ダニ加工、ダニバリア（ヒーター部）
・防水加工（ヒーター部）
・ヒーター部表面に紀州備長炭を練り込み
・ヒーター表面の凹凸が断熱層を作り無駄な放熱を防ぐ
・人感センサーで温度や運転を制御
・暖房エリア切替7通り（省エネ）
・ダニ退治モード
・省エネモード（エアコン併用時のブレーカー落ち対策に）
・室温センサー
・待機電力ゼロ
・切り忘れ防止機能
・光るスイッチ
・クッション性の優れたヒーター部
・速熱／スイッチONですばやく一気に暖める
・12折りでコンパクト収納
・全面すべり留め加工（ヒーター裏面）

■暖房エリアについて

　暖房エリアの切替が3分割式で7通りの組み合わせから選べるのも非常に便利で、不要な部分を無駄に暖めなくて済むのが経済的であり、独りで使う時にも気兼ねなく使えるのが良いです。

暖房エリアは「面積/モード切換」ボタンで設定します。

■防ダニ加工、ダニバリア、防水加工について
　防水、防ダニ加工ということでヒーター部の表面に樹脂コーティングがされており、従来のポリエステルの不織布地と違ってガサガサ感があるので少々違和感を感じますが、上にカバー（カーペット）を敷いてしまえばさほど気にならなくなります。

表面がコーティングされており、断熱効果のため凹凸を設けています。

　このヒーター部がどのくらいの年月に耐えられるのか不明ですが、コーティング部分がガサガサ、ゴワゴワしているので、折り目から劣化してしまうのではないかと心配しています。

コントローラ裏側、ヒーターの裏側は黒い滑り止め加工がされています。

　防水機能はもしもの時の保険のようなもので、あった方がと良いと思いますが、使用する場所をリビングから和室（寝室）に変えてしまったので何かをこぼすといったリスクが減り、幸か不幸か未だにその恩恵に預かっていません^_^;

■人感センサーについて
　期待していた人感センサーですが、上に乗せるカバーがズレたり大きいものだったりすると、センサー部を隠してしまって全く反応しなくなります。もちろんコタツを置いたりしても影になる部分は全く感知されません。

目玉のような人感センサー、照明などに付いているのと似た感じです。

　また、センサーを使用中にしばらくじっとしていると「人がいない」と反応してしまうので、その都度体を動かして人がいることをアピールしなければなりませんし、センサーから離れ過ぎていても感知されにくいことが良くあったので、結局最初の一年は活用しようと努力しましたが、今ではこの機能は常に「切」にしています^_^;

取扱説明書より引用、こんなことをしないといけません^_^;

　このセンサーについては他にも近くでストーブの燃焼炎がセンサーに向いていたり、太陽光が直接差し込んだりすると、人と誤認してしまうなど、それらを割けるための色々と制約があるので、意外と気軽に使えないのが残念なところです。

■そういえば...

　本製品にはタイマー的な機能が付いてないです。8時間後に自動的に切れる「切り忘れ防止」機能があるので、ずっと付けっ放しにすることは避けられますが、3時間程度で良い時もあるので、あればあった方がなお良いような気がしました。（マイナスポイントではない）

　まず、電源を入れるとすぐに暖かくなるというのは何かと嬉しいですね。さすがに最近の温水便座ほどのクイックさはありませんが、低価格のものと比べると温まり方だけでなく、隅々までまんべんなく暖かいという感じです。

大きめのランプ点灯で「動作中」がすぐに分かります。

　収納に関しては、他のホットカーペットと大差ありませんが、色々な加工が施されているせいなのか明らかに重いです。調べてみたら一般的なもの（3畳用）が約4kgなのに対して、本製品は6.5kgとなっていました。

　使わない時は屋根裏部屋に収納しているのですが、意外と重いので女性陣は敬遠して、結局毎年私が出し入れする係になっています^_^;

　すぐにまんべんなく暖かくなるという部分とヒーター部分の凹凸によってカーペットの間に出来る隙間に暖かさがたまって冷めにくいという暖かさの質の高さのような部分が、本製品の一番の良いところだと思います。

今年のカバーはモノトーンで気持ちいい素材のモノです。

　付加機能については、省エネに関する機能や防ダニ加工など普段あまり意識しない部分でかなりお世話になっていると思いますが、大きな売りでもあった人感センサーについては、まだまだ開発途上なのかなぁと思いました。

　基本的には暖房の補助的な要素の強い製品なので、あまり凝った機能はいらないのかも知れませんね。

　高機能なホットカーペットは使っていてそれなりに満足度的には高いですが、価格的に低価格帯のモノの3倍くらいすることを考えると、そこまでのパフォーマンスは無いような気がします。もしセールなどで低価格帯のモノに迫る勢いで思いきり安くなっていた時は「買い」だと思います。