中距離輸送・探査向けのミランダ級宇宙艦の一隻。
コンスティテューション級（初代エンタープライズ）をベースに開発された。

主な変更点は、長期航行任務に必要な大出力機関と、それを収める第二船体を廃止するとともに、第一船体（円盤部）後方に大型格納庫を追加したことで、それに伴う武装の弱体化は船体上部に武器プラットフォームを追加することで補われた。

後方任務に就くことが多かったため、旧式ながら比較的良好な状態の艦が多く、半世紀以上も小改造を繰り返しつつ、多くの同型艦が現役に留まっている。

今回モデル化されたリライアントは、ミランダ級の中でも最初期に竣工した一隻であり、最も早く戦没の憂き目を見た艦である。
同艦は、優生人類（遺伝子改造人間）の生き残りであるカーンによって強奪され、その後エンタープライズによって撃沈された。

モデルのほうは、割と良好な出来である。
同級の原型となった改装版エンタープライズが悲惨な出来だったので、こちらも酷い出来なんじゃなかろうかと危惧していたのだが、比較するのも失礼な出来だったので安心した。

上面、下面ともにマーキングもモールドも良好。
出来ればこのクオリティで、A型エンタープライズも作り直して貰いたいものだが。

円盤部に直接取り付けられたワープナセルは、A型エンタープライズと同じもの。
上部にある武器プラットフォームは、一部のミランダ級では装備されていないものもある。

船体左右についた番号の部分は、貨物庫に直接接続されたシャトルベイ。
貨物の直接搬出などにも利用される。

とりあえず、ようやっと23世紀の連邦艦でマトモな艦が出てきたという感じ。
ただ、なんていうか・・・・相変わらず仕事が雑なので、細かい部分に不満が溜まる。

モデルの設計は悪くないんで、いま少し丁寧に作れないのかなあと毎度思う次第。