ロシア15ルーブル硬貨だ。10ルーブルと同じポケットに入っていた。たぶん、サハリンのスーパーで買い物した時のお釣りだと思う。ほとんど持ち金は使いきっていたので、帰国後の「再両替」はしなかった。
スーパーで缶詰を2個くらい買った時。正直言うと、缶詰に大きく印刷された「イクラート」の文字を読んで買ったのだが、余りにも値段が安過ぎるので「変だな?」と思っていた。レジの所で写真をもう一度良く見ると、違う…。「卵の大きさ」が。すぐに分かったが、見栄っ張りの自分はそのまま買って来た。仲間には、「ロシア語のイクラは単なる卵と言う意味だからね!間違えるんじゃないよ、常識だからね!」なんて講釈しながら…。
帰ってから、1つは友達に渡したが、もう一つは家の食料の戸棚に入れたまま忘れていた。夏の暑い日、缶の中にガスが発生して「大爆発」を起して部屋中汚して大変な目に…。「製缶技術の未熟な国で缶詰は買ってはいけない事」を学んだ。そんな思い出に残る硬貨。後でその友人に聞いたら、タラコは「しょっぱくて食べられなかった」と…。
そうそう、「サハリン取材」の話の続きだが、現地では、とにかくカメラマンが協力してくれないので本当に困った。そもそも、そのカメラマンはサハリンなんかに出張はしたくなかった。たしかに、ロシアに興味の無い人間にとっては辺鄙な「サハリン旅行」なんて地獄みたいな物だったのだろう。そんな中でも、「本物のボルシチ」や「ピロシキ」なども食べ、こっちは結構は楽しくやった。
公式通訳のおばあちゃん「Xさん」の他に「現地コーディネーター」の年配女性も一人いて、結構3人で行動していた。その2人が居ない時に、国際ホテルに出入りする「派手なファッションの若い女性」とも楽しく話をしたが、それを言ったら後で叱られた…。「これからは、話はしてはいけません!」と。彼女たちにとっては、自分は息子か孫の様に思えたのだろう。「話してはいけない理由」なども細かく説明してくれた。
ベテランカメラマンの話が余り出て来ないが、彼はほとんど仕事をしなかった。だから、話もほとんど無い。唯一、帰国後本人から聞いたのは、「旅の間中、下痢をしていた」と言う事。こちらは、「健康その物」。彼には「嫌いなロシアの料理」は体に合わなかったらしい…。また、彼は本社に帰ってから、デスクと大喧嘩をしている様子を見た。詳しくは知らないが、後々「それなりの処分」も食らったらしい。「真面目に取材しなかった」、おまけに「新人をいびり続けた」と…。(外部から通報があったらしい…)良い大人が(デスクさんも含めて)、困った物である。可愛そうだが、間もなくカメラマンは異動になった…。こっちは、全く「苛められた」と言う意識なんて無かったのに…。
※今はどうか分かりませんが、「町で売っているピロシキ」は食べてはいけないそうです。食品管理が杜撰なので、食中毒になる可能性があるそうです。おばあちゃん達には激しく叱られました。
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購入金額
30円
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購入日
2014年09月22日
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購入場所
タコシーさん
2014/09/22
硬貨でも金額により呼び方(発音 日本なら円ですが)が違うって本当なんですかね
不可思議な国、ロシアです
hachiさん
2014/09/22
補助通貨(カペイカ)の事かな?
1ルーブルは100カペイカだから、「円」に対する「銭」みたいな物では?「ドル」に対する「セント」みたいな…。確か、すごく小さな硬貨があったと思うけど、いくらだったか忘れました。50だったかな?知らなくても関係ないけど…。
「ルーブル」は「ルブリエ」、「カペイカ」は「カペイキ」と言っていました。