レビューメディア「ジグソー」

絶体絶命の状況からの脱出劇

潜水艦映画って割と外れは少ないと思うんですが、この映画も傑作のひとつだと思います。

主演はマシュー・マコノヒーで非常にクールでカッコイイ俳優さんですが今一つ、日の目を出ない人です。

 

時は1942年

ドイツ軍の潜水艦「U571」がイギリスの潜水艦の攻撃を受け救難信号を出す。

その救難信号を傍受したアメリカ海軍は偽装Uボートで駆けつけ敵の持つ秘密暗号装置「エニグマ」を奪取する作戦を命ずる。作戦は比較的簡単に成功するはずだったが…

 

その救難信号はドイツ軍の他のUボートも受けており、アメリカが偽装したUボートは魚雷を受け撃沈。

 

アメリカ軍の偽装Uボートに残った艦長は死に、U571に乗り込んだ副官のタイラー大尉とその仲間たちは、慣れないドイツのUボートを操船し、決死の覚悟の脱出劇を展開する。

 

この映画の面白い所は、主人公のタイラー大尉がまず、艦長という立場に適正のない男だというところです。決断力がにぶく、優柔不断で非情に徹しきれない男だということです。

 

次に”状況”です。

乗り込んだ乗組員たちの大半はアメリカ人でドイツ語は話せません。しかし、計器類は全てドイツ語で書かれているため、その時点で様々な問題が発生します。

 

次に敵海域のド真ん中という絶体絶命の状況です。

さらに”潜水艦”という一つのミスが命に直結する圧迫感のある緊張状態が続く点です。

 

これらのわかりやすい危機の中、主人公タイラーが成長していき、仲間と共に壮絶な脱出劇を繰り広げていく、という点にあります。

 

われわれの日常でもチームで仕事を行い、会社から命令された任務を遂行していきますが、リーダーの資質やそれぞれのメンバーの性格、能力、資質、役割を見極めプロジェクトを遂行していく中、様々な問題をクリアしていくための努力するということはあるかと思います。この映画ではまさに、その状況が誰が見てもわかりやすく描けています。

 

女性の方も見れると思うのでお勧めの映画です。

  • 購入金額

    1,944円

  • 購入日

    不明

  • 購入場所

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