レビューメディア「ジグソー」

非常に完成された究極のOCマザーボード

[2014/10/15追記]

 


常用オーバークロックの安定性について

 

5960Xを当初4.4GHzで常用しようと思い、OCCTも通したしLinxも通したのですが、エンコードの安定性がかなり悪かったです。電圧をいくら上げてもダメで、冷却が追い付いていないのかと思ったのですが、78度と思ったより温度は上がっていません。

 

とりあえず、わかったことは「Offset Mode」だと安定しないということです。

Offset Modeではなく、マニュアルモードで電圧を決め打ちすればなんともはや、あれだけ苦労したのに何の問題もなく安定し始めました。

 

いまは、4.4GHzを1.331Vで安定してエンコードできています。

マニュアルで安定するということはOffset Modeに何らかの問題があるのかと思うのでここはUEFIの更新を待ちたいと思います。

 

 

■購入動機


5960Xの購入しようと決めた時にマザーボードをどうするか結構悩みました。
いつもならRampageシリーズを選択するのですが、Z97や低価格帯マザーで触っているAsrockのが非常にデキがいいんですよね。

 

ちょうど、迷っている時にAsrock X99 OC FORMULAが登場して、オーバークロックモデルの中では安いこともあって結構ぐらついていました。

 

どちらにするか悩んで1週間以上が経過してしまったのですが、夢の中でいままで使ってきたRampageさんたちが出てきたので、Rampage V Extremeに決めました。
ただ、これでオーバークロックメモリは予算的に諦める必要が出てしまいましたが><

 

■付属品


付属品は基本的にRampage IV BlackEditionを継承しています。
特長的なものだけピックアップして紹介します。

 

[OC Panel]
マザーボード上の情報を外部に表示しFANコントロールやオーバークロック設定をボタン一つで起動することができるフロントベイアクセサリです。

 

内部には本格的なオーバークロック用の装備がついており、電圧を図ったり制御したりもできるのでかなり多機能なアイテムです。

 

液晶の見た目もかっこいいので、魅せるアイテムとしても非常にクールです。ただ、このアクセサリがないだけで恐らく5000円くらいは安くできるような気もします…。

 

■マザーボード


特筆的な特長のみピックアップします。

 

[OC Soket]
ASUSのX99マザーボードシリーズには通常のLGA2011-v3ソケットとは違い、独自にピン数を増量しているそうです。

これによりオーバークロック時の電圧を大幅に上げることができたり、メモリーのオーバークロックで定電圧で高クロックまで上げることができるそうです。
ただ、これは極冷オーサー向けの機能のようなので、我々にはあまり関係はないかもしれません。

 

 

[M2 SSD]
M2は、PCIEx4接続で最大帯域は32GBとなりSATA3.0の6Gを大きく超える帯域で接続可能です。私はまだ、M2.SSDを持っていないので、のちのアップグレードで試してみたいと思います。ちなみM2スロットはメモリの横にあります。

 

[SATA]

これでもかっとすごい数のSATAが搭載されています。

チップセット接続のものとAsMedia接続のものがあるので、システムドライブはチップセット接続の1~4に接続しましょう。

 

左の端にはSATA Expressが搭載されています。

 

[バックパネルコネクター]
背面のバックパネルコネクターに搭載されているUSB3.0の数がすごいですね。

 

・USB3.0 10基
これだけUSB3.0があれば、HDDや大容量USBを使っての同時高速データ移動も可能ですね。あまりやらないとは思いますが…

 

・USB2.0 2基(うち1基はROG Conect用)
キーボード用にあるUSB2.0ですね。1基はROGConect用ですが、USB2.0としても機能するようです。

 

※Corsair K70キーボードでROGConect用のUSBが通常のUSB2.0として使用できることを確認しました。K70はUSBポートを2つ使い、一つは本体、もう一つはUSBハブに接続します。

ハブ側に無線マウスのレシーバーを搭載し動作を確認できました。

 

・WiFi/Bluetooth アンテナポート
WiFiボードは最初からついている状態になっているので、付属のアンテナケーブルを差し込めばすぐに無線が使用できるようになっています。

 

[PCI Express]
マザーボード上の装備はウルトラハイエンドらしく非常に豪華です。X99と5960Xまたは5930Kとの組み合わせではPCIレーンは実に40にもなります。

 

膨大なPCIレーンがあるので、PCI Express接続のM.2SSDを接続してのSLIを構築しても帯域速度に影響は出ません。
ゲーミング特化な仕様にもできるし、PCIEx接続のレイドカードを接続してのレイドモンスター、サーバーマシンという手もあります。

 

各レーンは上から

1:PCIE x16
2:PCIE x8
3:PCIE x4
4:PCIE x16x8
5:PCIE x1
6:PCIE x8

となっていますので、SLIを構築する場合は、#1#4スロットを使うことになります。
3Way SLIの場合は、#1#4#6を使います。

 

M2 SSDは#6に接続されていますので、SLIの帯域を取る心配はありません。
注意事項として、#6のスロットを使う場合は、5820Kだと28レーンしかないので使えません。5820Kだと事実上#6スロットは使用不可ということになります。
上記の仕様から5820Kは3Way-SLI/CFXが使用できません。

 

■組み込み


このマザーはE-ATXということもあり通常のマザーボードより大きいので、ケースには注意が必要です。
最近のケースはATX対応のケースでも大型化しているので、それほど困ることはないですが、一応サイズを調べておいたほうがよいとは思います。

私のケースはCC650Dです。サイズ的には問題なく得に困ることもなく組み込み可能でした。
今回は冷却システムとしてCorsair H110を組み込んでみたんですが、CPU周辺で干渉するものもなく組み込みは非常にスムーズにできました。

 

■オーバークロック


このマザーボードはジャンル的にはオーバークロックマザーとなります。私的には当然のように5960Xをオーバークロックして使用しています。
オーバークロックメニューについてはさすがというかUEFIが本当に洗練されていて使いやすいです。マザーボード上の設定も素直に反応してくれます。

オーバークロックについてはCPUのCore i7 5960Xにて紹介していますので、そちらを見ていただければと思います。

 

■総評
あくまで個人的な意見ですが、やはり非常に完成されたすばらしいマザーボードだと思います。
これまで他社のマザーボードもかなり触ってきましたが、ROGに関しては一線を画す出来栄えのマザーボードになっているかと思います。

 

初期のUEFIでよくこれほど見事にチューニングされた状態で提供できるものだと感心させられます。

 

価格については、高いです。高いですが、インテルの最上位プラットフォームは息の長いプラットフォームになることが多いので、初期投資としてはそれほどコスパは悪くないと思います。いや、そう思いたい!

 

  • 購入金額

    59,980円

  • 購入日

    2014年10月09日

  • 購入場所

    ドスパラ

20人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • vuronさん

    2014/10/12

    光物好きな自分としてはベイアクセサリーだけ欲しいですw
  • つくもさん

    2014/10/12

    vuronさん
    このベイアクセサリですが、モノはすごくいいですよ^^
    見た目もカッコイイのでASUS専用になるとは思うのですが、別売りしてほしいくらいですw

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