広がる世界・・・解像度の事ですね。
現在主流のフルHD(1920×1080)から4K(3840×2160)の解像度に広がった時にどんなふうにパソコンの作業が変わってくるのか? まだ見えない可能性。使えば使うほどに洗練されていくであろうこの領域で自分にはどんな変化が待っているのか?とても楽しみではある。
そんな4Kモニターのレビュー。
発売日と・・・引越しと・・・願望と・・・
このモニターを買った・・・いや、買えた理由といったほうがいいだろうか。
それは偶然重なったタイミングで物欲を刺激されてしまったということ。
実は引越し・・・というよりも部屋移動する事になり、部屋のレイアウトを考えていた時だった。EIZO初のコンシューマー向け4Kモニターが発売されるというニュースを見た。漠然と、今度買うモニターはEIZOにしようと決めていた事と、ちょうどその時に、カラーマネージメントモニターを買おうかどうか悩んでいた時だった。モニターに20万円くらい使ってもいいと決心しようとした時でもある。そんな時に憧れていた4KモニターがEIZOから発売されると聞かされたら黙っていられない。この引越しのタイミングならば部屋のレイアウトも自由。31.5型という大き目のモニターとはいえ、今からレイアウト決めれば引越し先ならば置ける!そのための机も買う!さらに、NTT-Xのサイトでおまけにアクションカメラも付いて価格は他のお店と同じときたものだから勢いで予約をして発売日には家に届いてしまった。
もちろん、机もそれに合わせて事前に買ってしまい、椅子もそれに合わせて事前に買った。10年前にも1度経験したのだが、理想のパソコン環境を再び欲して実現してしまった感じだ。
おそらく、引越しがなければ買わなかっただろう。なにせ置く場所がないのだから。あまり乗り気ではない引越しもコレのおかげで楽しくなってしまったのは言うまでもない。
IPSパネルで視野角も広く色も綺麗に映るが、目にやさしくブルーライトもカットしてくれて安心して使えるモニター
このモニターを選べた理由としては一言視点の通りだ!
そのどれかが欠けても選ぶ事はできなかっただろう。
TSパネルならば他のメーカーから、安く?出しているのがあるが、IPSパネルの4Kを待ち望んでいた。さらに目にもやさしいということならば作業用にピッタリである。
そんなモニターは31.5型で、24型と比べて、結構な大きさがあるのが分かる。
全面のボタンでメニューの操作が可能だ。最近のモニターだとボタンレス。指の静電気かなんかで反応するようなボタン?を採用して格好良くはあるんだが、いざ操作しようとすると微妙に反応が鈍かったりするので物理的なボタンはありがたい。
USB3.0も3本用意されている。パソコンの裏側に用意されているUSB3.0などの差し込み口からこちらのモニターに接続するようにすれば、ちょっとした手間が省けるし、使えるUSBの数も増える。
スピーカーは下側についている。HDMIやDisplayPort経由なら音を拾えるのでいちいちスピーカーを用意するのが面倒な時など便利に使える。
入力端子は4つまで同時にさせる。DVI-D、DisplayPort1.2が2本、HDMI。ここで問題なのが4K出力にはDisplayPortとHDMIしか対応していないという事と、さらにリフレッシュレートが60Hzに対応しているのがDisplayPortのみという点。HDMIの場合は30Hzになってしまって、見比べると画面がカクカクしたように見えてしまうかもしれない。。。(ものすごく見比べた場合かもしれないが)さらにDisplayPortでも付属のケーブルなら大丈夫だが、安いケーブルを使うと30Hzにしか対応していない事があるので注意が必要だ。実際に、4K対応!を謳ったケーブルでも60Hzには対応していなくて買い直しをする事になってしまった。
4Kモニターの一番注意しなくてはならない点は上記の部分だと思う。まだまだ普及はしていないので何も考えずに使っていると思わぬ落とし穴がある。
Intel CPUにオンボードされたグラフィック機能を使った時に画面が出力されなかった時があったのだが、HDMIで接続したときにリフレッシュレート60Hzで出力しようとしてエラーが出て画面が出力されない状態になったことがある。しかし自動で切り替わる事もなく真っ暗な画面で止まってしまうので気づきにくかった。たしか、NVIDIAのグラフィックボードを使用した時も同様の現象がおきたが、RADEONのグラフィックボードを使用した時は強制的に30Hzに変換されて出力されていた。
逆に考えると・・・出そうとしてた性能が出ていないのに正常に動作したように見えてしまって問題解決しにくいかもしれないが、真っ暗だとどうしようもなかったのでRADEONの挙動のほうが今回は良かった。
他、ボタン操作からの機能がいくつかある。
日本人が喜びそうなEcoな機能もある。これで初期設定だ。
言語も色々と選ぶ事ができる。さすがに日本で販売しているので最初から日本語だった。
カラー調整やブライトネスも初期設定のまま。最近は輝度が明るすぎて初期設定では画面を見ていられないモニターもあるけれど、EIZOのは最初から割と親切設定がされているのかもしれない。何も触る所がない。
4Kモニターはいかほどのものか?
なんで高いお金だしてまで4Kモニターを買ったのか?
4K(3840×2160)は通常に出回っているフルHD(1920×1080)モニターの4枚分。つまり作業スペースが4倍になる。これがどれだけ凄い事か・・・
ZIGSOWのTOP画面を表示してみた
無駄に3.5枚の表示が可能!
本当に無駄ではあるがそれだけの広さをもっているということ。
EXCELであらわしてみた
列は「AU」列。
行は「84」行。
これをスクロール無しで表示できる。
いちいちコロコロと右手を動かす作業が減る!
右手の節約にもなる!?
Illustratorであらわしてみた
A4のアートボード100%表示でホボ12枚を一気に表示可能!
並べてみたい時に便利にちがいない。
そんなところしか表現できなかったが・・・分かる人にはきっと伝わったはず。とりあえず、ニコニコ動画で動画見つつ、Illustratorでイラストの練習するためにサイト巡りをしつつ、実際に半分ぐらいの画面を使ってイラストを描いたりできる。しかも作業用の小窓も開いたままにして邪魔にならないところに置いて作業ができる。
・・・え?
モニター複数枚使えば同じ事ができる?
・・・いやいやいやいや。
モニター2枚なら簡単に実現できるかもしれないが、4Kと同じにしようとすると4枚のモニターが必要になる。同じモニター4枚も欲しいか?(そこなのか!?) 置く場所も必用になって設置方法も特殊になるだろう。そもそも普通のパソコンで4画面出力もなかなか厳しい。グラフィックボードの増設などもして手間がかかるだろう。そんな手間もなく1枚で簡潔に完結している4Kモニターすげー!っていう話でした。
PbyP、PinPにも対応した1台で最大4役こなせるモニター
「PbyP」というのは、1つの画面を分割して表示する方法。このモニターは入力端子が4つあるので、最大4画面の分割表示が可能です。
「PinP」というのは、1つのメイン画面の端っこに、もう1つの子画面を表示する方法。子画面がメイン画面の上にきてしまうので、メイン画面の一部が見えなくなってしまうのが難点だ。
そんな2つの表示に対応しているが、そもそもパソコンを1台しか持っていない人には意味のない機能。だけど増え続けるパソコンがある自分みたいな人には重宝する機能かもしれない。
下のボタン操作で切り替え可能。
「PbyP」の場合はレイアウトも決められる。
上下2画面
3画面
4画面
「PbyP」の場合は文字も読めるレベルで分割されるので使えなくはない。しかしあまり使う機会はないかもしれない。どうせなら1台で広々とモニター1台使いたい。
4分割ということはパソコン4台が起動している状態だ。数年前なら同じゲームを4ID分起動してレベル上げ・・・とかやっていたが(笑)今はそんなことしていないので正直使い道がない。
驚く点は、4分割しても1画面はフルHD(1920×1080)という点だろう。さすが4K!
「PinP」も簡単に設定可能
しかし「PinP」子画面にしたほうの画面で文字が読めない&凄く読みにくい。1つのサブパソコンで何か作業をしている時の動作確認用ぐらいの用途しかないかもしれない。子画面では何か作業をするには辛いかもしれない。
そんな感じでしばらくモニターを使ってきたが、実はこの機能・・・使ってない(汗
ゲーム用のモニターは別に用意しちゃったし、他のパソコン起動したときも普通に画面切り替えで切り換えてしまっている。もっとうまい使い方があればいいなと思う次第である。しかしこの機能が無いとそれはそれで不満に思うので、機能としてはほしいところではある(笑) 消費者とはメンドクサイ生き物だ。
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購入金額
179,820円
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購入日
2014年09月19日
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購入場所
NTT-X
きっちょむさん
2014/12/22
良いお値段!!
退会したユーザーさん
2014/12/22
欲しいけど、まだ手が出せない値段><
kazgbさん
2014/12/22
モニター新調したい気持ちが強くて買っちゃいました。
ソッコーでおまけのカメラ売ったので実質16000円くらいだったりします><。
>くっくまーさん
今年一番の買い物でした><
今だとIPSパネルでももうちょい安いのあるので時期間違えたら迷ってたかもです。。。
kazgbさん
2014/12/22
vuronさん
2014/12/23
リフレッシュレート30Hzでもできなくはないのですが
問題は綺麗さよりも文字の小ささでしたw
4kにするとゲームがフルHDまでしか対応してない場合
4分の1の大きさで表示されてしまうので
とてもじゃないですが読めるような大きさではなかったので
逆に目がすごく疲れました。
でも、作業をすることについてはスペースが4倍になるので
すごく捗るようになると思いました。
表示範囲が広いっていうのはイイですよね^^
ぱずるさん
2014/12/23
私は29型2560x1080(21:9)の3万円でフィニッシュしました。
EIZOは15型7万円の遠い思い出。
Windows8のマウス操作ではスナップが1/2だったのが、Windows10では1/4も可能になっているので更に便利になると思います。
kazgbさん
2014/12/23
ゲーム・・・まだまだ4K対応少ないですよね。
FF14も少しだけプレイしましたが、標準設定で文字が小さくて読めないぐらいでした。
そういえば忘れてましたけど、Windowsの文字サイズも「中」に変更してました(;´▽`A``
添付しとこう。標準の「小」だと読めませんね。。。
まだ4Kは快適に使うための設定が色々必要で面倒かもですね><。
>ぱずるさん
値段が・・・値段が超ネックです><。
今ならDELLとかASUSからもIPSパネルで値段抑えて出ているのでそちらのほうがいいかもですね。
自分は前回買ったモニターが地デジチューナー付きで7万でした。5~6年前ですが。
29型2560x1080(21:9)の3万円はコスパ良さそうですね。
自分もWQHD?ぐらいにしておこうかと考えていたんですが、4Kの魅力に負けました。
Windows10のその機能いいですね!
1/4でもフルHDぐらいの大きさになりますが・・・なかなか使えそう。
たぶん発売日には買うので今から楽しみです。