SteelSeries製のゲーミングマウス。

普通、ゲーミングマウスっていうと沢山マクロボタン付いてたり、戦闘機みたいなデザインしてたり、派手な柄ついてたりするものだが、こいつは実にシンプルというか至って普通。

派手な配色を除けば、殆ど普通のマウスと変わるところはない。

それ故に、どこいらへんが「ゲーミング」なのか判りにくい製品。

しかし、実際に使ってみると「あー、なるほど」と納得する部分が見受けられる製品に仕上がっているのが判る。

その納得の秘密は、殆ど裏側に集中している。

まず、使ってみて判るのが「滑りの良さ」なんだが、その滑りの秘密はこの巨大なソール。

一般的なマウスよりも圧倒的に広い面積のソールが付いており、全方向の操作に「引っかかりが出にくい」ように作られている。

また、ソール自体の形状も徹底して「曲線」で構成され、操作時の加重が動かす方向で変わらないようになっている。

センサーはマウス本体の真ん中より少し下にあるが、この位置は持った時に「指の付け根」あたりに来るようになっており、操作時の「真ん中」が自然に認識出来る。

要するに、マウス操作におけるミスを徹底的に潰し、ゲーム操作での「煩わしさ」や「意図しない反応」を極力抑え込むことに特化した設計なのだ。

それ故に、使った瞬間に「あー、なるほど」と感覚的に判るし、新しいマウスを初めて使う時に感じる筈の「違和感」を殆ど感じることがない。

このマウスの良いところは、変えたその日から直ぐに「馴染む」ことだ。

後部からの形状も、非常に「一般的」というか、中央のデザインを除けばごくごく普通。

ちなみに、ホイールの上にある三角形のスイッチはカウント数切替で、400～3200とかなり広い幅の切替が可能。

ポーリングレートも1000MHzあり、スイッチの押下抵抗も「快適さを損なわない程度」に抑えられているため、自分に合った設定に合わせたら、その操作結果が素直に反映される。

コードもスリーブ化されているので、こんがらがったり引っかかったりすることも無い。

派手さはないが、使い勝手に特化した良作と言えよう。