パツキン、じゃなくてパッキンです。
もちろんパツキンも好きですが、今回はOリングのほうですw
ルミノックスの電池が切れたので自分で交換しようと思いましたが、4年間防水機能を守ってきた既存のパッキンは既に線断面が扁平形になってしまい、再利用すると本来の防水性能が発揮できないと思われるので、新しいものに交換することにしました。
本来なら純正品のパッキンを使うのが間違いないのですが、入手が面倒そうなのと価格も高そうなので、既存のものを測って、近いもの(線径0.7mm、内径35mm)を購入してみました。
しかし、ここに大きな落とし穴が。。。
いや、実際にはそれほど大きくはないですけどねw
上にも書いた通り、既存のパッキンは既に変形してしまっているため、測る向きで厚みが違うという状況でしたので、厚いところと薄いところをそれぞれ測って、平均を出そうと思いました。
線径の薄いところで0.5mm、厚いところで0.8mmでしたので、0.7mmのものをチョイスしたのですが、届いたモノを実際に見てみると、つぶれていることを加味しても、明らかに従来品の方が太いのです。。。
改めてノギスで測り直してみると、なんと厚いところが1.0mmでした…orz
つまり0.8〜0.9mmくらいのもの、あるいは1mm径でも大丈夫だったかも知れません。やはり素人の適当な採寸はダメですね。。。
一方、内径についてはφ35mmで問題なかったようです。
こちらは腕時計のケース側のパッキンが入る溝の内側(外圧が掛かるのを想定して溝の内壁に密着させる)を計測したので間違いないでしょう。
試しに今回購入したパッキンを使って実際に裏蓋を固定してみましたが、従来品のように閉めた時に少し戻されるような弾力感がないので、間違いなく径が細すぎたようです。。。
やはりパッキン選びは、純正品を取り寄せるか経験豊富な時計屋さんなどに任せた方が良さそうですね。。。
市販されているパッキンの線径は0.1mm刻み、内径は0.5mm刻みで用意されているので、本来なら各サイズを持っていた方が間違いありませんが、山ほどあっても他に使い道もないですしねぇ^_^;
そんな訳で、今回は泣く泣く従来のパッキンを再利用することにしました...
再利用に当たっては、本体側の溝や蓋に汚れやゴミが付着していると防水不良を起こすおそれがあるので、それらを慎重に掃除して接触面が平滑になるようにし、従来のパッキンにシリコングリスを塗布してから組み込みました。
防水性能は本来よりも落ちると思われますが、私の場合、腕時計を水没させることは滅多にありませんので、とりあえず普通に使う分には問題ないでしょう。
防水試験こそ実施していませんが、これでひとまず良しということにします。(実は防水試験をすると裏蓋よりもリューズ側から水が浸入しそうで怖いのです^_^;)
ちなみに本製品はバラで購入したため、材質の表記はありませんでしたが、一般的なパッキンであればニトリルゴム(NBR)あたりではないかと思います。ニトリルゴムの特徴は、耐油性、耐摩耗性、引き裂き強度に優れているとされています。
次は絶対間違えないぞ!w
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購入金額
259円
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購入日
2014年07月頃
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購入場所
中村時計材料店
タコシーさん
2014/07/04
時計はあまり弄ったことがないので時計屋さんに頼むことが多いですね
裏蓋の開け方判らないし。
パッチコさん
2014/07/04
パッキンは難しいですよね。
izappyさん
2014/07/05
普段見慣れているものだったら直ぐに分かったかも知れませんね。
0.7mmのモノなんてそんなに、、、あっ、あった!
まぁ、真っ直ぐですけどね^_^;
裏蓋は色々な開け方がありますが、今回のはネジ留めだったので、
直感的で分かりやすい開け方でした。
izappyさん
2014/07/05
サイドシールですかw
ローターのサイドシールは金属製でしょうか?
寸法が分からないパッキンを買う時は、
設定値の前後サイズも購入しておくべきですね。
hatahataさん
2014/07/05
そういえば、私のGショックのパッキンもだめになっているかも。
ネジとかも規格が解らない物は自分で計ると怪しいので、現物を店に持っていって、店員に確認してから購入してます… 商品の現物を見られないネット販売では無理ですが。
izappyさん
2014/07/06
やはり店員さんなど詳しい人に見てもらうのが間違いないですよね。今回は、自ら動くのが面倒くさいと思った時点で既にアウトだったのだと反省しています^_^;