三日連続でスタコレ。
定期購読なので昨日掲載した、酷い出来のPart2と一緒に着荷したもの。

先に開梱したPart2の酷さから、怖々と開けてみると・・・

おおう、いいじゃない。

Part2の酷さから一変、創刊号クオリティが復活していた。

手抜きなく全体に施されたアズテックパターンといい、上品なモールドにきっちりと成形された各部といい、非常に見事なNXｰ01だ。

特徴的な2本のブームと円盤部に至るラインも見事。
D型比較で少し甘い部分もあるが、形状面での不良は微塵もない。

裏面に至るラインが少し厚み不足に見えるが、許容範囲内。
雰囲気は十分に出ている。

複雑なナセルの形状を、小さいながらに良く捉えている。
ワープ・フィールド・ジェネレーター（青いクリア部品）の上下分割も、別部品を用意することで解決しており、少し成形不良があるものの、良く頑張ったと言える。

表面の処理、各部ハッチの位置表示、艦橋部分の形状。ドッキングポート形状、塗り分け共に丁寧かつ正確。これ、Part2と作ってる会社違うんじゃないのかと思える。

裏面のハッチや塗装表現も一切手抜き無し。シャトルベイもちゃんと赤枠付き。

展示スタンドを付けたら見えない、円盤部後方の開口部もきちんと再現され、マーキングもちゃんと付いている。
手抜き箇所がまったくと言って良いほど、見当たらない。

しかし、各号でこれだけ出来がばらけるというのも、ある意味不思議。
毎回このクオリティなら、トレッキーは喜んでカネを出すと断言出来る。

ただ、私がハズレ引いただけかもしれないが、残念なことに一部勘合が良くない。
右舷側の船体上面部品が、船体下面部品と一部干渉しており、右舷側ブームの勘合が0.5㎜以上も開いていた。

干渉する部分は右舷側上部船体部品の端にあたる部分で、当たりを見ながら金属ヤスリで0.1㎜くらい、接合面を0.2㎜ほど削り込んでいる。

ダイキャスト成形の当たり外れによるものとは思うが、せめて組立てる前に「接合に問題ない部品同士を選んで組む」程度の気遣いというか、品質保持への姿勢が欲しい。

そういうわけで、見た目は大満足だがハズレ引いたので、星いっこ下げ。

追記（06/29）

あと、既にいくつかの本では紹介済みのようですが、NX-01は劇中シーズン３で大規模改装を受けており、その際にデザインも変更される予定がありました。

http://forum.trekmatefamily.com/2013/02/nx01-refit/

こちらのサイトなどで公開されていますが、NX-01は後のエンタープライズ同様に第二船体とドーサルネックを持つデザインへの改装が実際に予定されていたそうで、本著にはその改装後の姿や設定なども一部掲載されています。

つーか、今の今まで知りませんでした・・・はい。
このデザイン、劇中で見たかった。