室内ANTを仕入れたは良いが…

いやいや、「まいった」なんてもんではありません。

ずっと前にANT自体は仕入れてあったのですが、ダンボールの梱包を開いて、まず、「その大きさ」に度肝を抜かれました。

以前使っていた室内ANTは掌に乗る様な小さなものだったのですが、これは、高さにして小学校低学年児童の身長ぐらいはあります。

だいたい、大人でも片手で持ったりは出来ません。

両手で持っても、多少はふらつきます…。

以来、数か月は、今までのANTでも見えない訳でも無いし何よりも面倒臭いので、得意の「放置プレイ」になっていました。

それでも、最近になって「いつまでもこのままにして置く訳にも行かない」と重い腰を上げました。

その時は、「これでTVが映らなかったら笑えるよね？」なんて冗談を言っていました…。

しかし、実際に「笑い話」になってしまった訳で…。

「無線家」でもあり「テレビ放送関係」の会社に勤めている自分としては、「室内ANTなんて、チョロいもんよ…」なんて、余裕の表情でした。

ところが、実際にANTをTVに繋ぐと画面には何も映りません。

ANTには┏□┓←スイッチなど１つもありません。

「調整」と言えば「方向のアジャスト」以外は何もありません。

分かっているのは、送信所の大まかな方向だけ。

焦ってANTの方向を左右に振るのですが、受信機のインジケーターは「赤」の「ノイズレベルの32%」から微動だにしません。

確かに、プロの電気屋さんは通常は「電界強度計」を繋いで正しい方向を定めるのですが、いくら自分でも個人所有はしていません。

いくらやっても受信が出来ないので、その日は諦めました。

と言うよりも、「これ、壊れてるわ…」と言うのが実感した…。

（北海道では、「～わ」は女言葉でもオカマ言葉でもありません）

この時点では、本当に「壊れている」と思いました。

全く「暗い気持ち」で一杯になり、早くも「このANT、捨てるのにお金掛かるのかな？」、「カミさんには何と言おうか？」などと、真剣に悩みました…。

他の家族にも「何と言って言い訳したら良いのか」と…。

翌日、この日が運命の日でした。

zigsowでは「おすすめレビュー」に「パタックス エキストラホットカレーペースト」が載ったりと、絶好調の気分だったのが良かったのかも知れません。

「捨てる前の、一応、確認のため」とTVの電源を入れると、たまたま何かの拍子に偶然ANT方向がアジャストしたのか、地デジ放送画面が綺麗に映っています！

ここからは得意の微調をして完全に「全局」が映りました。

なぜか「N局」のみ黄色ゾーンですが、あとはエリアの全局がグリーン。

いやいや、今回駄目なら本当に廃品回収に出すつもりでした…。

「計器無しのテレビ屋（「テレビ家」？）ほど無力な物は無い」と実感した一日でした。

それにしても、捨てないで良かった！

ケーキと言えば、偶然、昨日は小樽の「LeTAO（ルタオ）」のチーズケーキ「ドゥーブルフロマージュ」の特別バージョンを買って来ました。

他に比べる物の無いほど美味しくて「最高」でした。

一緒に買った「チョコプリン」もなめらかで甘くて濃厚な味が絶品でした。 

TVアンテナの件やプレミアムレビューの事で頭がいっぱいだったので画像が無くレビューは今回は出来ませんが、来月また買いに行きます。

   製品の課題

価格は高いが性能は最高レベル。

電界の弱い所では迷わずこれを使い、これで駄目なら室内ANTの使用は諦めるべし。

ただ、室内ANTとしてはどう考えても大き過ぎる。

（このANTは、「屋外設置」にも対応している）

「壁に取り付ける」と言っても重いので、しっかり固定しないと事故になる。

特に、雪の降る地域では冬場の使用には致命的。

また、高性能なるが故に「25素子相当」とビームが鋭いので、「アジャスト」にはコツが要ります。

専門的知識のある方でも、出来れば「電界強度計」などの計器を用意してから作業して下さい。