スタートレックに登場する宇宙船について、CGモデルと劇中写真を中心に詳しく解説。

毎号その宇宙船のディスプレイ・モデルが付属するという、私のような人間を狙い撃ちしたようなシリーズ。

書籍の中身については、ほぼ文句なしに良い出来で、解説についても誤りはほぼ皆無。

細かい部分で人により解釈が分かれる点もあるが、そこらへんは気にしても始まらない。

なにせ、フィクションですからな。

ディスプレイ・モデルの出来については、やはり創刊号ということで気合が入っている。

全シリーズ通して最も多くのファンを獲得した、"STAR TREK The Next Generation"の主役艦である、エンタープライズD型を最初に持ってきたのも、やはり掴みが重要ということだろう。

全体的なスタイルは比較的良好。成形もまずまず。

劇中でよく見る煽りその１。ワープナセルの形もよく掴んでいる。

劇中でよく見る煽りその２。円盤部下部のラインも見事。

複雑なアズテックパターンもきちんと再現されている。

側面形もほぼ突っ込む部分はない。スタイリングはかなりいい。

裏面も手抜きなく再現されている。

ブリスターは再収納可。

流石に創刊号だけあって、モデルの出来は本当に良い。
数あるD型モデルの中でも、かなり上位に食い込む出来で、塗装も丁寧。

あの複雑なアズテック・パターンをきちんと再現しつつ、多様な曲線で構成されるD型のスタイルをかなり正確に掴んでいる。

ディアゴスティーニといえば、本のほうはオマケ的な扱いで情報の誤りもかなり多かったりするのだが、情報量・内容共に良い。

ワンコインでこの内容は文句無し。創刊号は間違いなく買い。