レビューメディア「ジグソー」

工作したい衝動に駆られて製作。 【 2014.03.23 追記 】

SHURE のイヤフォンで MMCX コネクタが採用され始めてから、
リケーブルが一般的なものになってきました。
私自身も MMCX コネクタを採用した SHURE SE215 をメインに使用中。



こういった類のケーブルは入手しやすくなってきていますし、
自作用パーツも比較的手に入れやすくなってきました。
そこで暇つぶしを兼ねて、ちょっと作ってみることに。

ただ、今回作ったケーブルは SE215 のケーブルを交換するためではなく、
ケーブルを短くしすぎて使いにくくなっていた audio-technica ATH-CKS70 を復活させてみたくなったところから。



そのままケーブルを繋いでも良かったのですが、
どうせやるなら面白くしてみようと ATH-CKS70 の MMCX 化を決行。
ATH-CKS70 with MMCX
ATH-CKS70 with MMCX


ケーブルが無いことには使い物にならないので、今回のケーブルの製作に至ります。
大半の素材はオヤイデ電気で調達しました。

ケーブルはモガミ電線 NEGLEX 2520 (OFC) を使用。非常に柔らかく取り回ししやすいです。
120 cm でカット。左右で 2 本用意。
モガミ電線 NEGLEX 2520 - 1.2 m × 2
モガミ電線 NEGLEX 2520 - 1.2 m × 2


MMCX コネクタをはんだで繋ぎます。ショートしないように気をつけて接続。
とりあえずホット側 (中央) は剥いた被覆でとりあえずカバー(笑)
MMCX コネクタへのはんだづけ
MMCX コネクタへのはんだづけ


ATH-CKS70 には全く必要ない (むしろ邪魔) のですが、SE215 で使えるように針金も入れてみました。
エポキシ系の接着剤を使ってはんだした部分の保護と針金の固定をしました。
針金。セリアで買った 0.9 mm 径のステンレスワイヤーを使用。7 cm でカットしました。
針金。セリアで買った 0.9 mm 径のステンレスワイヤーを使用。7 cm でカットしました。


それで、針金を熱収縮チューブ (φ3.0 mm を 8 cm) でカバー。コネクタ側からちょっとずつ収縮させていくと綺麗にケーブルに沿わせて固定できると思います。
ステレオなので、同じケーブルをもう一本作ります。
これをもう一本。
これをもう一本。


合流部分からステレオミニプラグまでの間を編みます。
お好みでナイロンスリーブ (φ3.0 mm のものを 40 cm) に通しておくのもいいと思います。ナイロンスリーブは切るとそこから解けてくるので、ライターで炙って末端処理をすると取り扱い易くなります。
写真ではまだ処理していませんが、コネクタ部分を熱収縮チューブで覆うような処理をしました。
編みました。
編みました。


編んだ後、好みでナイロンスリーブ (写真はφ 6.0 mm だがやや緩いので、φ 5.0 mm があればそっちのほうがいい。) で保護したりして、3.5 mm ステレオミニプラグをはんだづけします。
ステレオミニプラグをはんだづけする前にプラグのカバーを通しておくことを忘れないように!
テストも忘れずに!
テストも忘れずに!


……といったような流れで、製作時間は 4 時間くらいでしょうか。
試行錯誤しながらだったのでちょっと梃子摺りました。
MMCX Cable with ATH-CKS70
MMCX Cable with ATH-CKS70

MMCX Cable with SE215
MMCX Cable with SE215


初めて作ったにしては上出来かなと。
音がどうこうとかより、完成した達成感が半端ではありませんでした(^^)

--

【 ケーブル素材 】
・モガミ電線 NEGLEX 2520 (2.4 m @ 380)
・MMCX コネクタ オス (2 p @ 300)
・3.5 mm ステレオミニプラグ (1 p @ 180)
・スミチューブA 3.0 mm (about 0.2 m @ 60)
・スミチューブA 5.0 mm (about 0.1 m @ 80)
・熱収縮チューブ 10 mm (about 0.01 m @ ?)
・ナイロンスリーブ 3.0 mm (about 0.8 m @ 100)
・ナイロンスリーブ 6.0 mm (about 0.8 m @ 100)
・ステンレスワイヤー 0.9 mm (about 0.2 m @ 15)

【 使用機材 】
・はんだごて (MMCX コネクタにはんだづけできる、十分な熱を伝えることのできるコテ先のものを。)
・普通のはんだ (音響用とか必要ないかと。)
・100均ミニバイス (なくてもいいが、コネクタへケーブルをはんだづけするときにあったほうが作業がしやすい。)
・ニッパー (線材や熱収縮チューブを切るため。)
・ハサミ (ナイロンスリーブはニッパーよりハサミのほうが切りやすい。)
・被覆剥き (線材の被覆を剥がすため。カッターでも代用可能かな。)
・ライター (熱収縮チューブを収縮させたり、ナイロンスリーブの末端処理をするため。)
・エポキシ系接着剤 (コネクタのはんだ部分を補強するため。今回は家にあった「コニシ ボンド クイック5」を使用。)
・テスター (通電やショート確認用。)
  • 購入金額

    2,000円

  • 購入日

    2014年03月22日

  • 購入場所

    自作

17人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • konbu_chaさん

    2014/04/11

    ずいぶん細かな作業ですね。
    お疲れ様でした。
    ところで私は熱収縮チューブにはドライヤーを使ってます。
    手直に無いときには半田ごてを近づけたりしますが、「やっちまう」ことが多いですね。
    不器用なんです^^;
  • tagさん

    2014/04/11

    細かい作業とか大好きなので、楽しい工作時間でした(笑)
    ドライヤーだと温度が足りず、収縮しきらない気がする + 狙いが定めやすいので、いつもライターで炙ってます。
    ライターでも「やっちまって」、やり過ぎると焦げるのが難点ですが(^_^;
  • konbu_chaさん

    2014/04/11

    家庭用の普通のドライヤーでも、十分近づければ問題ありません。
    今度試してみてください。
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