10uFの電解コンデンサです。オーディオ関係の電子工作では、入出力端子に忍ばせておくのが定石となっているコンデンサです。
使い方としては、アンプなどの回路の入出力端子に並列に接続します。
理由はよく知りませんが、コンデンサは直流成分をカットする性質があるので多分回路の保護用だと思います。
200個も買ってどうするんだろうと思うかもしれないのですが、例えば2チャンネル4入力のミキサーを作るとすると、1チャンネルで入力4、出力1で5つ、それが2回路あるので10個必要にな入ります。電源のレギュレータの入出力に1つずつ入れても12個使います。
1つずつバラで買うと1つ10円なのでここで100円になります。同じものを7つ作ると元が取れ、更に100個以上余ります。
アナログ回路の入出力にとにかくいっぱい使う電解コンデンサなので、いっぱい買ってきました。
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購入金額
0円
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購入日
2014年02月23日
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購入場所
はにゃさん
2014/02/23
片電源の増幅回路では、入力電圧は0から電源電圧-αなので、
交流入力に直流バイアスを重畳させマイナスを含まない脈流にし、そのうえで増幅します。
そうすると、出力には入力に応じた脈流波形が得られますが、次の回路にそのまま直流が流れると、次の増幅回路の動作に悪影響が及ぶ場合 カップリングコンデンサで直流を遮断します。
カップリングコンデンサは目的信号(交流)が通過しますが、実際のコンデンサは等価回路的に C以外にL,R成分を含んでいます。
良質なオーディオを実現する場合には、リード線の材質、電解液、箔状の電極構造を含めて、機械的振動が電気振動に変わってしまうことを抑制するように作られた電解コンデンサが必要で、部品を選ばないと歪だらけのアンプが出来上がります。
もちろん、オーディオでもHiFiでない音質を要求しないアンプなら、汎用品で問題ありません。
あと気を付けることは、電解コンデンサは無通電で長期保管すると劣化します。
ニチコンの場合 アルミ電解の場合で2年以上保管したコンデンサは漏れ電流が増加している場合があるので、1kΩの抵抗を通して電圧処理するように指示があります。
http://www.nichicon.co.jp/lib/aluminum.pdf
ルビコン社の資料にありますが、コンデンサに1kΩの抵抗を直列に接続して 定格電圧に等しい直流電圧を1時間印加、その後 1Ω/Vの抵抗で放電させることになります。
http://www.rubycon.co.jp/catalog/j_pdfs/aluminum/CautionA...
こんな面倒を掛けたくないメーカーの場合は 1年保管した時点で廃棄としている場合があります。
こういったものが以前は秋月とか千石のジャンク袋に出てきてたりしたんですが、最近はあんまり見なくなりましたね。
notokenさん
2014/02/23
結構コンデンサも敏感なシロモノなんですね。覚えておきたいと思います。
ちばとどさん
2014/02/26
通電してなくても劣化するのですね。
電解コンデンサは、「ナマモノ、お早めにお召し上がりください」ですか。
notokenさん
2014/02/26
なかなか鮮度が必要な部品らしく驚いています。