「wenol」と書いて一般的には「ウィノール」と呼びますが、「ウェノール」という人もいれば「ウイノール」と発音する人もいますので、どれが正解なのか、あるいはどれも違うのかハッキリしません^_^;
現在はグラノールという商品名に変わったようですが、まだ入手可能なようです。アイテム情報の写真は100mlタイプですが、私が所有しているものは50mlサイズのものとなります。
入手したのは学生の頃で、専攻していた科の指定用品として購入したもなので30年モノとなります。当時の用途は主に銀や銅、真ちゅう細工などの磨き仕上げ用で、セーム革やウェスの柔らかい布に適量取り、ジュエリーなどの金属部分を磨き上げると美しく輝きます。
金属磨き(研磨剤)というと、日本ではピカールの方が有名かも知れませんが、ジュエリー・アクセサリー業界等ではウィノール(現グラノール)もポピュラーな研磨剤として流通しています。
ウィノールは昔ながらの歯磨きや絵の具のようなアルミチューブに入っており、中身は淡いピンク色のペースト状になっています。ケロシンやアルコール、アンモニアなどを含んでいるため臭いがキツく、ほぼピカールと同じ臭いがします^_^;
ただ、この臭いは嫌いじゃないので、使用するのに抵抗はありませんが、使いまくると手だけでなく部屋までもがこの臭いで満たされますので、人が大勢いるオフィスや狭い空間等では使用をさけた方が良いかも知れません^_^;
あらゆる金属の汚れ落としや磨きに使用でき、表面に薄い皮膜のようなものが形成されるようなので、銀などの変色防止にも役立ちますが、銀食器等に使用する場合は、磨いたままだと臭いがしばらく残るし何となく衛生的でないので、磨いた後に洗剤等で奇麗に洗い流した方が良いと思われます。
気になる研磨力ですが、仕上がり具合は普通の缶入りピカールと大差はありません。ピカールを持っていればわざわざ買わなくても良いと思いますが、ウィノールはペースト状でピカールは乳液状なので、その点で使い勝手が異なります。(実はピカールにもチューブ入りがあるそうです)
金属を磨くとウエスだけでなく手の指も真っ黒になります。
一旦黒くなってしまうと水洗いだけでは落ちにくいのですが、石けんや洗剤を使えば何とかで落とせます。もし身近なところに、重曹やピンク色の工業用石けん(アブラトーレなど)があるのであれば、それらを使うとすぐに落とすことができます。
あと、新陳代謝を待つという手もありますw
私のウィノールは30年モノですが、30年間ずっと使い続けていた訳ではなく、学生時代に使ってからはほとんど使わずに工具箱の隅っこで20年以上眠っていたものです。
中身の状態が心配でしたが、フタを開けてみると昔と変わらずに使うことができましたので、まだ十分使えそうです。
ピカールと磨きくらべをしようと思いましたが、職場が臭くなってヒンシュクを買いそうだったので、今回は止めました。。。また、別の機会に比べてみようと思います。
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購入金額
0円
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購入日
1984年頃
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購入場所
不明
パッチコさん
2014/02/14
酸化防止剤と研磨剤みたいなものですかねー。
izappyさん
2014/02/15
やはり日本ではピカールが定番ですよね。
効果には影響無いようですが、何年も放っておくと中身が茶色になります^_^;