すでに着弾してから3ヶ月以上経ってますね、気が付けば（苦笑）

引越やら仕事のトラブルやらで伸ばし伸ばしになっていましたが、

これからコイツを骨格にしてメインPCを組んでいきます。

------------------------ これから長期にわたってレビューが続きます ------------------------

【2014.09.16 追記】

【ZIGSOW PREMIUM REVIEW】

『インテル® SSD 730 + 〇〇で、ブレイドアンドソウル を圧倒的に攻略するんだ！』

http://zigsow.jp/special/intel/ssd730-bns/

のレビューでこのマザーボードを使用した PC を組んでいます。

◆ なぜ、このマザーボードを選んだのか？

まず、ワタシが GIGABYTE のマザーボードを信頼している、ということがあります。

これまで使ってきたデスクトップPCはBTOメーカーで組まれたものですが、

マザーボードは GIGABYTE 製が使われていました。

約１年にわたって何ら不具合に悩まされることなく、作業を続けてこれました。

今回も GIGABYTE 製のマザーは有力な選択候補でした。

そして、これがいちばんの選択理由なのですが、Mini-ITX であることが第一条件です。
このマザーボードを収める PCケース のレビューのところで述べていますが、

転居先の部屋がとにかく狭くなったということで小型キューブケースで新マシンを組むことに。

マザーはMini-ITXであることに次いで重要な要件として、

デスクトップPCながら WiFi を備えている必要があります。

PCIスロットに後付けするのでなく、できれば、

基盤にネイティブにWiFiアダプタスロットが付いていて欲しい、と。

Mini-ITX板のフットプリントとさほど変わらない大きさのケースに改めてPCIスロットから

WiFiボードを突っ込むのは避けたい、

それに、スペース効率の観点からも、消費電力のロスを最少にという観点からも、

基盤にWiFiアダプタを収めるスロットが直付けされていることは、非常に重要であります。

新居には固定回線を引きません（引けない）。

これまで外出時のみ使っていたモバイルWiFiルーターで自宅のネットもまかなう、

ということで、WiFiアダプタとアンテナが付いている GA-H87N-WIFI は最初から

いちばん注目していました。

あと、

（限定付きの）モバイル用途でも使えるかな？

WiFi付きの小さなデスクトップPC ならば、

という目論見もありますね。

かつて ３カ月間、友人の別荘に泊まり込んで論文を書く準備をしていたとき に、

「滞在先や出張先にもデスクトップPCを持ち込めたらなぁ…」と、

ノートPCのパワー不足を嘆いた経験があります。

これから仕事で週単位の出張があった場合、

この大きさのキューブケースだと宅配便で送り易いし、

急な展開になって自分で運ばなければならないとしても、

スーツケースにプラスしてこれだけ提げていくのは、できないこともないでしょう。

自分の場合、他に要るモノといえば、薄いキーボードだけでよいのです。マウスも不要。

ホテルで荷を解いたら、すぐに液晶テレビにHDMI接続してWiFiでネットに接続できますから。

出張先のオフィスに自分の机を用意してもらえる場合は、

小型でWiFi を備えているということのメリットは大きいです。

先方さんにしてみればノートPC を持ち込まれる状況とさほど変わりませんし。

使う本人にしてみれば、ノートPCで妥協することなく「いつもの」パワーを享受できるのです。

◆ 組み易さは？

本当に久しぶりに自作しました。十年ぶり以上ブランクがありました。

Nortwood Pentium4 Socket478 時代 のつもりで取り掛かって、案の上、失敗しました。

一度目に組み込んだときは、電源ONにして立ち上がりかけた瞬間にストールしてしまう、

という症状に頭を抱えてしまいました。何度トライしてもBIOS画面を拝むことができません。

電源ユニットOK！メモリOK！と原因を探っていくうちに

「もしや、CPUのピンがソケットの孔（あな）にちゃんと刺さってない？？」

とCPUの取り付けに疑いの目を向けることに思い至りました。

CPU を GA-H87N-WIFI から取り外してみると、

自分の知っているソケット（Socket478）とはかなり様子が違っていることに気づきました。

よく視ると、LGA1150ソケットの中には「孔（あな）」など無いではありませんか！

無数の微小な平たい接点が並んでいます。

それらは最初にCPUをセットする以前は平たい接点のようには見えていなかったと思います。

セットする際にレバーを下げてCPUを押し付けた瞬間に、1150個もある微小な接点が

同じ方向を向いていっせいに倒れる、ということが起こったハズです。

不具合を感じて取り外したあとのソケットを見ての推測に過ぎませんが。

よく視てみると、数本の接点が周囲の多くの接点とは違う方向に倒れているではありませんか！

ちょうど台風の過ぎ去った翌日に田んぼの稲が寝倒れているところに、

何本かの稲を別の方向に折り返したような状態をミニチュア化した絵になっています。

爪楊枝で（マイナスドライバーを使うのは怖かったので）違う方向を向いて倒れている接点を

整えてから、再度CPUをセットして電源ONしてみると、何事もなかったかのように、

スンナリとBIOS画面が立ち上がりました。やれやれ…

そこからは基本的に Socket478 Northwood Pentium4 時代と変わらぬ手順で

セッティングを進めることができました。

"UEFI" って云うンですか？見かけはすごく鮮やかな BIOS になってますけどね。

このあたりにも10年余りの年月が経過していることを感じましたが、

ソケット形状の変化に比べたら本質的には「変わった」とは感じませんね。表面の違いですよ。

以上のようにワタシはちょっと苦戦してしまいましたが、

もうちょっと事前調査をしていれば避けられたトラブルですし、

これは GA-H87N-WIFI に起因するトラブルではなく、

あくまでも 研究不足の、LGA1150ソケット童貞がやらかした失敗に過ぎません。

組み込む過程で他には何も立ち止まってしまうところは出てきませんから、

総じて組み易いマザーボードだと思います。奇をてらった装備もなく実直な造りの製品ですね。

ワタシのような リターン自作er にもオススメします。

◆ 使ってみてどうか？

安定しています。

WiFi もひっくるめて非常に安定しています。

使っているパーツとの相性問題も一切出ていません。

性能もきっちり出ていますね。

WiFiもただ安定しているだけでなくて、802.11ac の規格でつながっています。

きっちり 867Mbps で接続しています。

同じ GA-H87N-WIFI であっても、

旧版のほうの REV 1.x のほうは IEEE 802.11 b/g/n対応でしかなかったので、

こちらの REV2.0 が きっちり11acでつながることは譲れないところですからね。

レビューを書く過程でマザーに起因する不具合はまったく発生していません。

目論見通り、これを選んで良かった、という満足感が得られています。

システムの詳しいパーツ構成等についてはコチラの記事をご覧ください。

------- 使用していくにつれて気づいたことや耐久性については随時追記していく予定です------