記憶を無くしたエスパーが５人、何者かに導かれ集められた。その何者かは彼らエスパーたちに「失った記憶を取り戻したければ、ツアーなる人物を消去しろ」 と命じた。その５人の中のひとり、ロックの考えによりツアーに接触を試みようと彼らは、開発中止になった惑星「ツアー」へと向かうことに！　超人ロック初期の名作「新世界戦隊」のほか、特別描き下ろし「歌姫」「愛しのグィネヴィア」も同時収録。

1991/07/20にSG企画より発売された「超人ロック 新世界戦隊」です。

イラスト集などを除き、「超人ロック」としては、私が知る限り唯一のハードカバーです。

「新世界戦隊」は1977年 から2年間、OUT増刊「ランデヴー」（みのり書房）でを連載されました。

これまで同人誌展開だった「超人ロック」の初の商業誌連載です。

単行本としては、新書館より「ペーパームーンコミックス」として1978.12.10に発売されましたが私は見たことないです。

この「新世界戦隊」は同人誌時代の作品のリメイクです。

「ランデヴー」に連載されていたので、「ランデブー版」とも呼ばれているようです。

最近多く行われている「超人ロック」初期エピソードのリメイクのさきがけにもあたるわけです。

オリジナル版はSG版「超人ロック」VOL5「ライザ」に収録されています。

もちろん絶版ですがｗ

左がリメイク版、右がオリジナル版

オリジナルが描かれたのが1974年、リメイク版が1977年。

ライザ（オリジナル版）とエネセスの仮面（リメイク版）の同人を再度経て、

1979年より少年キングで『超人ロック 「炎の虎」』週刊連載が始まります。

これの何が凄いって、物語の最初からじゃなくて同人作品「コズミック・ゲーム」の続編ということです。

いきなり読者は「リアンナ」？となるわけです。

読みたくとも単行本は絶版。

この本は「新世界戦隊」が1991年にOVA化（アニメ化）する際、発売されましたがすぐに絶版。

ビブロスの文庫版で同人時代の作品は、「コズミック・ゲーム」のみ収録されるも出版自体が倒産…。

最近電子書籍化され、ようやく陽の目を見たようです。

超人ロック新世界戦隊　←ここから立ち読みできます。

現在初期作品でリメイクされていないのは「コズミック・ゲーム」のみ。

「新世界戦隊」も再リメークの可能性も考えられます。

yookano794さん

yookano794さんはリアルタイムで「ランデヴー」を読んでいたんですね！

私は見たこともありません、いまさらびっくりしましたｗ

3人くらいはちゃんと読んでくれてる人がいるので登録し続けます（汗）

コメントお待ちしておりますｗ