某価格比較サイトのレビューなどをご覧いただければわかるかと思うのですが、DVD再生ソフトウェアとしての出来は最悪に近い製品です。私の環境では動作自体がそこまで重いとは思わなかったのですが、ソフトの起動後再生可能になるまで毎回1分程度待たされます。その間アプリケーションの応答自体が無いようです。
WinDVD 9シリーズ発売時点でのPowerDVDはバージョン7だったと思いますが、それと比較するとアップスケーリング機能の「All2HD」などの充実度は上だったでしょう。もっとも、環境によってはそもそもまともに再生すら出来ないことも少なくはなかったようで、画質云々以前の段階だったようですが。
完成度があまりにも低かったことに加え、後の修正もろくに行われなかったことが、より評価を下げています。問題が殆ど解決しないうちに次のバージョンをリリースして、ユーザーに早く乗り換えろという姿勢だったことから、殆どのユーザーはPowerDVDに乗り換えてしまったようです。この辺りの対応はもう少し真剣に取り組むべきだったのではないかと思います。
実は昔のInterVideoが発売していた時代のWinDVDは、むしろPowerDVDよりも愛用していたくらいで、Canopus発売版のパッケージも残っているほどなのですが、私もWinDVD 9でがっかりして、それ以降PowerDVDを買うようになりました。
それでも今なおWinDVD 9を残してある理由は、このバージョンは極めて珍しいHD DVD/BD両対応であったことです。HD DVDに対応したドライブは数台持っているのに、HD DVD再生ソフトが1本もないのではさすがに意味がありませんので、そのためだけに今でも残してあるのです。これがなければ、正直言ってゴミとして捨てていたでしょう。
WinDVD自体は長い歴史を持つ定番製品であっただけに、この完成度で発売してしまったことで大いに評価を下げてしまったのは残念です。
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購入日
不明
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