ECSのLGA1150マザーボード「H81H3-M4」です。
CeleronG1820と相棒として、圧倒的な存在感と価格を放っていたので購入しました(;=゚ω゚)=333
【メーカー/型番】ECS / H81H3-M4
【チップセット】Intel H81
【Socket/Slot】LGA1150
【対応CPU】~Corei7-4770K
【メモリスロット】DDR3×2
【拡張スロット】PCI-E(×16)×1、PCI-E(×1)×1
【主なオンボードデバイス】VGA(D-SUB+HDMI)、S-ATA(6G×2、3G×2)、USB3.0×2
GigabitLAN(蟹)×1、5.1chサウンド(VT1705)
【フォームファクタ】MicroATX
【リリース時期】2013年12月
【製品のHP】
http://www.ecs.com.tw/ECSWebSite/Product/Product_Detail.a...
【発売時の記事】
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20131221/ni_c...
ついにローエンドもLGA1155からLGA1150への世代交代を告げるのに相応しいマザーが発売されました。最近、目立たなくなっていたECS製です。以前、ECSは某所で「安さが正義」という代名詞が付けられ、コストパフォーマンスを優先するユーザーにとってはそこそこ人気がありました。
最大の特徴はその価格!パソコン工房やBUYMOREで3980円!
本日(12/29)に発売されたCeleronG1820が4780円だったので足しても9000円でお釣りがきます!
確かにLGA1155でもASRockのH61M-VG3等はその価格帯で売られています。
しかし、このマザーはH81チップセットを採用することによりS-ATA6GやUSB3.0に対応しています。上記のH61マザーではこれらに対応していないので大きなメリットとなります。また、上記のマザーには無いHDMI端子を搭載しているのも大きな魅力です(;=゚ω゚)=333
また、私のような庶民に優しい、PS/2端子がマウスとキーボードが独立で残されているところに非常に好感が持てますね。ECSのローエンドマザーでは歴代100BASE-TXだったLANもGigabit対応となっておりまさに死角がありません。
拡張性としてはDDR3×2基、S-ATAが合計4基とローエンドマザーとしては普通です。PCI-E×16に対応しているのでゲームマシンに化かすこともできるのです(`・ω・´) !
最高だぜ!ECSマザーよ(;゚∀゚)=3
(但し、日本法人はあるとは言え、中身は日本語無しの海外パッケージの為、初心者にはGIGABYTEやMSIをお勧めします)
■外観を見てみよう
まず、特徴なのはその化粧箱!オレンジとブルーのツートンカラーで、店頭では圧倒的な存在感を放ちます。これだけシンプルに仕上げるとは思い切ったものです(;=゚ω゚)=333
化粧箱の裏面です。
機能の紹介を淡々と判り易く書かれています。
もちろん、日本語なんてあるわけがありません。安さが正義なのです(`・ω・´) !
開梱してみましょう!
おおっ!付属品とマザーボードがまとめて詰められている!
普通はマザーボードと付属品は段ボールの中敷きで分けられているが・・・省資源で地球に優しく、安さが正義!さすがECS!惚れ惚れするぜ゜・。+(´∀`)+。・゜
付属品
・多言語マニュアル(日本語無し)
・ドライバDVD
・S-ATA6G対応ケーブルが2本
・I/Oシールド
しかし、マニュアルもDVDもオレンジとブルーのツートンカラーになっていますね。存在感が強すぎです(;=゚ω゚)=333
そして、こいつがマザーボード「H81H3-M4」の本体だ!!!!!
さすがにマザーはオレンジとブルーのツートンカラーではありませんw
シックなブラックとグレーを基調にした割と高級感のある色調です。
ボードのサイズはM-ATXながら17cm×19cmと小さく、Mini-ITXより2cm長いという感じです。LGA1155のASRockのH61M-VG3とコンセプトが似てますね。
I/Oポート部分
PS/2×2、USB3.0×2、USB2.0×2、LAN、アナログ音源×3、ディスプレイ出力(D-SUB+HDMI)
PS/2とD-SUBがあるので安物のPC切替器を使っている私に相応しい仕様です。HDMIが付いているのでTVにECSマザーをコネクトできますし、USB3.0が付いているのも嬉しい。
メモリ部分
メモリはDDR3が2本挿せます。今はメモリが高いのでローエンドマシンには中古で買った2GBを2枚挿すのがリーズナブルで良いのではないでしょうか?
S-ATA部分
S-ATAは6Gが2基、3Gが2基です。これならSSDを接続して爆速マシンにも使えますし、M-ATXなら合計4基あれば(鯖用途で無い限り)不足することも無いでしょう。
また、フロントUSBコネクタは2基(4ポート分)あります。
LGAソケットとVRM部分
LGA1150ソケット部分です。
LGA1150ではCPUに内部電圧変換のレギュレータが内蔵されているので、VRMの回路はシンプルになります。廉価マザーと言えども、しっかり固体コンデンサが使われているのが嬉しいですね。(ちなみにVRM以外は普通のアルミ電解コンデンサ[液コン]が使われています。)
さすがに廉価マザーなので、放熱板とは無縁ですね(^^;
LAN
遂にECSにローエンドにもGigabit化の波が!
廉価で定番のREALTEKのRTL8111Gですが・・・
こんなに小さいパッケージのものは初めて見ました(;=゚ω゚)=333
横のチップセラコンと比べてみてください。
音源
音源チップは蟹ではなく、VIAのVT1705です。PCCHIPSなどを見てみると、ALC662搭載機種よりも更に安いウルトラ・ローエンドマザーによく搭載されています。
VT1705は6チャンネルのHD Audio Codecで、再生・録音ともに24bit 192kHzをサポート。内蔵のDACはS/N比100dB、ADCはS/N比93dBと言ったスペックとなります。
個人的には蟹の音が好きなのでややマイナスポイントか(^^;
ファンコネクタ
CPUファンはPWM対応の4ピンですが、ケースファンは3ピンのものです。
ファンコネクタは上記の2つのみですが、困ることは少ないでしょう。
拡張スロット
PCI-E×16とPCI-E×1が各1基です。
HP上ではいずれもGen2.0のようです。
ミドルレンジ旧のRADEON HD7750やGeForceGT630あたりを挿せば、それなりのゲームPCとしても使えそうです(;゚∀゚)=3
■動作させてみる
とりあえず、本日発売のCeleronG1820と一緒に購入したので、早速組んでみました。
マシン構成
【CPU】Celeron G1820
【メモリ】DDR3-1600 4GB×2
【HDD】適当な320GBのやつ
【マザー】ECS H81H3-M4
【グラフィック】CPU内蔵 Intel HD Graphics
【ケース】適当なM-ATX with 220W SFX電源
【OS】Windows7 HomePremium64bit
※CPUクーラーは他のCPUのリテールクーラーを使いまわしています。
M-ATXケースでもガラガラです・・・
マザーのサイズがITX並ですし・・・
そして、電源ON!
BIOSキタ――(゚∀゚)――ッ!
ECS様のロゴがカッコイイのです!
しかも、BIOS(UEFI)のデザインがECSらしくないくらいカッコイイのだが・・・言語には日本語も選択できます。(日本語だと余計に判りづらいから英語を使うけどw)
Windows7をインストールしました。
そして、付属のDVDからドライバを入れてみます。
デフォルトだと勝手にノートンまでインストールしてしまうので注意しましょう。
ドライバDVDの中身です。
BluetoothやWLANなどこのマザーに関係の無いものまでまとめて収録されており、インストーラーで仕分けされる仕組みのようです。
また、UtilityのフォルダにはNortonやCyberLink系のマルチメディアスイートの体験版が多数収録されています。ECSのオーバークロックツールもありますが、このマザーではインストール時に蹴られて対応しませんでした。
SmartFANのユーティリティは動作しました。一応、静音モード等で回転数が変化することを確認しました。ただ、このツール、温度がバー表示のみで何℃を指しているのかわかりません(^^; マウスカーソルを持って行っても温度は表示しなかったよ・・・
■使用感
普通に快適です(`・ω・´) キリッ!
CeleronG1820でもブラウジングには困らないですし、マザーとしてはファンの回転数制御もちゃんとできてる・・・と思う。GigabitLAN搭載でベンチマーク関係のファイルを別のマシンからコピーするのも早いですね(;=゚ω゚)=333
このマザーの音質が気になるのでサウンドの方を試してみました。
バックパネル側でも音量はかなり大きく取ることができます。多分、アンプなしの小型スピーカーならそのまま鳴らせると思います。また、音圧の低い安物のヘッドホンでも大音量で鳴らすことができるでしょう。
音質の方ですが、ノイズはほぼ皆無です。高音は割と出る印象ですが、
低音がプアーで、あまり出ない為バランスはあまり良くないですね。
VT1705って多分、チップ自体は悪くないけど、超ローエンドマザーにばかり搭載されるので、どうしても評価が悪くなりがちですね・゚・(つД`)・゚・
前面のヘッドホン端子も試したいのですが、使用しているケースがAC97時代のものでHD-Audioとはピンが合わないので断念しています。
VIAのサウンドのコンパネのデザインが変更になってますね。
しかし、グライコが横向きなのはどうかと思うぞ(^^;
環境エフェクトはどれもゴミでまともに使えません・・・
無理して付けなくても良いと思うんですけどね・・・
Windows7エクスペリエンスインデックスの結果
CeleronG1820とは言え速いですね。HDDは古いものを使っている為、低めです。
■総括
OSのインストール~ベンチを取り終わるまで至極安定しており、動作には不満はありませんでした。低価格と言えど、普通の使うには問題ないようです。
良い点
・何と言っても安い!
・安くてもH81チップセットによるUSB3.0とS-ATA6Gが使える!
・このクラスのマザーでは珍しくHDMIが搭載されている!
・何といってもECS製で俺得仕様であるw
(更にチープかつ低価格にしてPCChipsブランドで出してくれ・・・)
悪い点
・日本語のマニュアルが付属しない(自作初心者には難しいと思う)
・(少なくともメーカーには)日本語のサポートが無い
・オンボードサウンドの音のバランスが悪い(低音がチープ過ぎる・・・)
とは言え、3980円で買えるなら買いだ!
ローエンド環境をLGA1150へ移行させるのに十分なコストパフォーマンスを叩き出します(;=゚ω゚)=333
もう一枚買おうかな・・・と考えています(;゚∀゚)=3
■その他
CeleronG1820のベンチ関係はこちらで行います↓
ECS(親会社のPCChips信者専用w)↓
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購入金額
3,980円
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購入日
2013年12月29日
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購入場所
パソコン工房岸和田店
カーリーさん
2013/12/29
こいつと一緒じゃないですかー!
しかしこの配置だと入るMINI-ITXケースはあっても
2スロ専有のグラフィックボードが入らないという
弱点に最近気づいちゃったw
ふっけんさん
2013/12/29
ECSもLGA1155世代から、このサイズのマザーがあったはずw
このマザーで組む人は安いM-ATXケースを使う方が多数だと思うので問題ないw
CR-Xさん
2013/12/31
ふっけんさん
2013/12/31
その価格ならCeleron847しか無理だw
ってか自作が面倒ならパーツで買わんでしょ(^^;
CR-Xさん
2013/12/31
ふっけんさんが言うと、重いなあ(汗
ふっけんさん
2013/12/31
そうですか(^^;
ってか、今、このマシンを解体してPen4マシンにレビュー用のWin8.1インスコしていますw