PC-PTOSとは、簡単に言えばかつてNECから発売されていたオフコン（これも死語ですね）、N5200シリーズ用のOSであったPTOSを、PC-9800シリーズで動作するように移植したものであり、主にN5200シリーズが販売終了となった後にPTOS資産を継承するために利用されました。
PC-9821シリーズでは、いくつかのモデルでPC-PTOSプリインストールモデルも用意されていて、デスクトップモデルでは、このキーボードの同等品が添付されてくるという形でしたが、ノートモデルでは本体実装のキーボードがPC-PTOS対応配列となっていて、通常のPC-9800用配列とはキーボード部分の印象が大きく異なっていました。一般的な配列と見比べると、色々と違っていることがおわかりいただけると思います。
PC-PTOS用キーボード
一般的なPC-9800用キーボード
普通ならこんなキーボードを持っていても、PC-PTOS環境がない以上使い道もないはずなのですが、たまたま以前会社経営をしていた親類がPC-PTOSで構築された業務システムを利用していたため、そのサポート用として何度か使いました。近所ではないので問題が発生するとPC本体が送られてきていたのですが、その際にキーボードは同梱されていなかったので、私自身がこのキーボードを持っていなければ対処のしようもなかったでしょう。その意味では十分に役立ってくれたキーボードです。
なお、その親類は現在は廃業してしまったため、現在はPC-PTOS入りの本体ごと私の手元に残っています。
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購入金額
0円
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購入日
不明
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