現在のSIGMAの交換レンズは、新シリーズになり、Contemporary、Art、Sportsの各ラインに分かれている。
この新ラインのレンズに共通するのが、従来はメーカーに送って依頼するしなかったファームウェアアップデートやピント調整などが、オプションのUSB Dockを使ってできるようになったこと。
また、Sportsラインなど、一部のレンズでは、カスタムモードの登録ができる。
今回、Contemporaryラインの150-600mmを購入したが、このレンズにもカスタムモードSWがあり、好みに合わせたカスタマイズが可能だ。
また、標準では手ブレ補正の効きが弱いって声も多いが、強力にすることも可能なようだ。
つまり、レンズの実力を引き出し、好みに合わせたセッティングをするためには、USB Dockは必須アイテムだってことのようだ。
ってことで、購入した。
高級感は無い・・・
本体は樹脂製で、キャップを外すとレンズに合わせたマウント形状をしている。
キヤノン用ならば、EFマウントで、レンズと通信するための接点が用意されている。
付属のUSBケーブルは、専用端子形状だとのことだったが、見覚えのある形状だったので、手持ちのケーブルと比べてみると、パナソニックやニコンのカメラに使用されている形状だった。
専用ケーブルだと思っていたが、手持ちケーブルが使えるのがわかり、予備ケーブルが確保できた。
簡単にカスタマイズできる
使用するためには専用ソフト(SIGMA Optimization Pro)をHPからダウンロードする必要がある。
https://www.sigma-photo.co.jp/support/download/
ダウンロードしたソフトをインストールして起動すると、レンズの接続待ち画面になる。
USBケーブルを接続するとレンズを認識し、続けてファームウェアのアップデート確認され、アップデートがなければ、以下の画面になる。
改めてファームウェアアップデートの確認や、カスタマイズメニューに移行することができる。
カスタムモードの登録が可能
カスタムモードでは、AF速度、フォーカスリミッター、OSモードの選択が可能
AFは「速度優先」「標準(デフォルト)」「品位優先」から選択
OSは「ダイナミックビュー」「スタンダード」「モデレートビュー」から選択
それぞれを好みに設定したら、各画面の「書き込み」をクリックすると、設定が書き込まれる。
ピント調整は、今のところ必要性を感じていない。
焦点距離で4ポイント、距離で4ヶ所の、合計16ポイントを調整するのは大変そうだが、厳密に合わせるためには、これくらいしなきゃならないんだろうね。
これは、必要だったらメーカー依頼のほうが良いような気もする・・・
AF速度は、動き者を撮ることが前提であれば、速度優先のほうが良いようだ。
フォーカスリミッターによってAF作動範囲を限定することで、更にAF速度や精度を上げることができるし、ピントを外した後の復帰も早くなる。
OSの設定については、評判通りダイナミックビューに設定することで、手持ち撮影時のファインダーの画像の安定度が上がる。
そのかわり、レンズを振ってもすぐに追従せず構図の微調整がしにくいため、デフォルトではスタンダードになっているようだ。
当然だが、非対応レンズを接続しても、設定はできない。
また、ソフト自体は軽いので、タブレットでも問題なく設定可能だった。
好みに合わせたカスタマイズができるのは良いのだが、必須アイテムと考えると、コスパはあまり良くないようにも感じる・・・
-
購入金額
4,420円
-
購入日
2016年09月24日
-
購入場所
コジマYahoo!店
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。