まだ読み終わっていませんが、特有の世界観もすんなり理解でき、かなり読みやすいです。
2013/11/18 読み終わりました。
フィクション、史実含め、いろいろな既存の人物が出てきて非常に楽しい作品でした。主人公も例外ではなく、原作者の設定をうまく使っていて知っている人にはすぐわかる様になっています。主人公のその後も本来の登場作品にすんなりつながると思わせるように配慮してあります。
ラヴクラフト作品が好きな自分には古き印をさりげなく出していてニヤリとするところもありました。
テーマとしては人間だけが意識を持っているのはなぜかといったところで、後半の説明ラッシュで解説がありますが、エンディングではそれも一つの解釈というところに収まっているのも良いです。言いきってしまうには少し無理のある設定とも感じたので。
これの少し前にプロローグの作者である伊藤計劃氏の虐殺器官を読んだのですが、円城塔という人のカラーが強く出ているんでしょうか、少し違う雰囲気でした。円城塔氏の作品は読んだことがないのでわかりませんが。
ゾンビとは少し違う死人の動かし方で、ゾンビ系が苦手な自分でも楽しく読むことができました。歴史に詳しく、いろんなジャンルを知っている人ほど楽しめると思います。
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購入金額
1,500円
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購入日
2013年10月02日
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購入場所
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