ここ数年は、パテックも他社も本当に自分の心がトキメク時計をリリースしてくれておらず、もっぱらアンティークピースや1980年〜90年代リリースのモデルの物色に精を出す毎日でした。

そして迎えた2013年バーゼル。
5270で思いっきり失望してしまったパテの新しい方向性がどのような舵取りに変わっているのかを注目しておりました。
コンプリ系、グラコンでは5307や6002などをエステティックな方向性で登場させたことは評価出来ますが、最近の個人的嗜好として比較的宝飾系から離れつつあるという事からもあまり触手が動くモデルではございませんでした。

そんな中、一目見て食いついてしまったのがノーチラスの新作。
満を持して登場したローズゴールドのブレスモデルです。
以前、ローズゴールドのストラップモデルを使っておりましたが、やはり長く使うと目玉の印象が引っかかり、徐々に出番が少なくなったため手放してしまいました。
しかしあのスポーティーでいながらにしてゴージャスな雰囲気は、他のメゾンでは決して到達出来ない高みに位置していると実感いたします。
その後もRM008,RM002,RM011のゴールド系などを試して見ましたが、やはりリシャールはリシャール。エレガンスといった観点からの満足感はパテックの方向性とは異なりました。

何度か再びローズゴールドノーチを買い直そうかと考えてみたものの、後ろ向きな買い物は極力したくないという観点からも購入を控えておりました。

そのような心の準備も手伝って、今回は発表と同時に購入を即決いたしました。
どうやら9月が解禁の月らしく、本日手元に到着いたしました。

おそらくは一般顧客としては日本で最初（もちろん他にもいらっしゃるかも知れませんが！）に手にするらしい・・・です！

まずもっての登録ですが、使いこなしが楽しみな1本です。

追記

最近は定価も上がったようですが、昨今、価値が安定してるというのは時計にとって重要なスペックの一つだととらえるべきかもしれないと思い始めました。