遅い。遅すぎる。でもよくやったGYGABYTE。

　6月のRichland発売時には新規でマザーボードが一枚も発売されないという惨事でしたが、ようやくGYGABYTEが発売してくれました。Richland発売後初のマザーということで、最初からRichlandにも対応しているのはちょっとしたアドバンテージですよ？

　今後G1.Sniperの発売予定もありますし、FM2に期待しているのはGYGABYTEだけなんですかね？　寂しい話です。まぁ、次期APUではソケットが変更されてFM2＋になるのはほぼ確定みたいですし、オワコン確定のFM2で製品開発するのは馬鹿らしいのかもしれませんがね。それでもKaveriが予定通り2013年末に出てくれるとは限らないので、まだまだFM2は終わらんよ。

　タブンネ！

　というわけで、

　FM2A75M-ITXからの乗り換えです。このマザーに発火報告があるからというわけではなく、ちょっとした環境の変化に伴い、Wi－Fi付のマザーが欲しくなったためです。無線LANカードを追加するか、買い替えかで悩んだのですが、搭載マザーのほうがシンプルですしね。そんな理屈1割衝動9割の動機によるマザー変更です。

http://www.gigabyte.com/products/product-page.aspx?pid=4611#

　黒いパッケージがカコイイ。GA-Z87N-WIFIと同じですね。以前の白いパッケージはあまり好きではなかったので、これは少し嬉しい変更です。

　それにしても、2週続けてギガマザー買うことになるとは……。衝動ってコワイわぁ。

　ちなみにこのマザー超売れてるみたいですね。初回入荷分は瞬殺だったようです。おかげでこのマザーを求めて秋葉原を徘徊するはめになりました。なんかC60M1-Iを買った時と状況が似通ってます。後で超特価になって歯噛みさせられることまで同じにならないことを祈ります。

 表記が違うだけでGA-Z87N-WIFIとまるっきり同じ。ふたつ並べてると時々間違えそうになります。

「わかりやすい日本語マニュアル」はよくできていますね。そこそこ分かりやすいです。（なんでGA-Z87N-WIFIとコメントが間逆なのかというとこっちのマニュアルはちゃんと読んでるからｗ）

　付属品は、マニュアルにドライバーＣＤ2枚、SATAケーブル×2、I/OパネルとＷｉ－Ｆｉアンテナ。これもGA-Z87N-WIFIとまるっきり同じ。

　サポートの連絡先を書いた紙も同じように入っていました。

　ＧＹＧＡＢＹＴＥに限った話ではないのですが、今年に入ってからマザーボードベンダーの日本での販売について対応が変わってきたようなイメージがありますね。なんというかあからさまに気合が入ってきたような……。そんなイメージです。

　ｍｉｎｉ-ＩＴＸとか、日本でしかウケていないフォームファクターらしいのですが、それでもF2A85XN-WIFI を開発してくるあたり、日本市場を今まで以上に重要視するようになってきたのかもしれません。

　一瞬オーソドックスな配置のmini-ＩＴＸと思いましたが、ソケットの位置がPCI-EXに寄り過ぎな感じも。24pinの位置もあまり使いやすい位置とは言いづらいです。

　やはり無線LANカードの存在はマザーの配置を苦しくさせますね。それでも、これがオンボードだからこそ欲しくなったわけですしね。ここは我慢します。

　電源周りは……。なんか大げさな気分にさせられます。Haswellマザーはこのへんスッキリしてますから、その印象が強くなってきてるようです。

　SATAは4つ。少ない^_^;

　その横は、フロントコネクタとUSB2.0。黒いのがUSB3.0ですね。かなり凝縮して搭載している感じです。

　ケースファンも固体コンに囲まれていて配置的には使いづらいです。

　例のやつはどこにあるのか？

　ありましたDual BIOS。空いてる場所に載せた感バリバリっすねｗ

　HDオーディオといい、電源4pinといい、APUをぐるっと回してさらにPCI-EXの上ですよ。めちゃくちゃ取り付けづらいです。この配置はVGA載せるなってことですね。そうですね。でもデュアルグラフィックスやりたいので、後ほど搭載予定です。

　A85なのに貧弱なバックパネル。USB2.0×4にUSB3.0×2。何気にDPはなくて、HDMI×2です。HDMIだけでデュアルディスプレイできるのかな？　できるなら使い勝手が向上しそうです。

　基盤裏はえもいわれぬ雰囲気。

　とりあえず刀4を載せてみる。

　配置がめっちゃ偏っている上に向きもよろしくないですな。

　ぁー。

　これはー。

　メモリスロットひとつ潰しちゃいますね。ダメだこりゃ。結局FM2A75M-ITXで使ってた侍ZZを続投です。メモリ上にヒートシンクを向けると干渉するので、逆向きに搭載。

　最後にWIFIアンテナ。

　できればSMAアンテナを使って、スッキリさせたいところですが買ってくるのが面倒なので付属品を使うことにしました。ところが、コレいいですね。何気にマグネット式でした。ケースなんかの好きなところに貼り付けておけるとは知りませんでした。感度は、まだ試してませんが多分大丈夫でしょう。タブンネ。

　折角のWIFIモジュール搭載マザーですが、いきなり躓きました。

　Windows 8を搭載したのにWIFIを認識しません。それでドライバー関係を見なおしたところ、GYGABYTEのサイトから落としたドライバー類の中にWIFIとBluetoothのドライバーがありませんでした。なぜか付属CDの中にのみあるのを発見。これをインストールして事なきを得たのですが、なぜサイトから落とせないのやら……。

　あと、このマザーに侍ZZを搭載したらCPUクーラーがケースに激しく干渉する事案も発生。このままではMONOBOX ITXで使うのに不安が出てきたのでケースも変更することに。結局PRODIGYを使うことにしましたよ。

　なんかねー。2度手間3度手間の一大作業になっちゃいました。 

　そもそも、SSDが壊れたのを機にSSDとOSを入れ替えるだけのはずだったんですよ。それが、このマザーが欲しくなって無理やり理由をつけて購入。せっかくだから石も載せ替え、流れでケースも変更と……。OSのシリアルとCPUクーラー、電源以外は総取っ替えになりました。

　いやー、自作PCってコワイわー。何が起こるかわかりませんよ。

　そして机の上にPRODIGYがある風景。すっごい邪魔やわー。