MAM3184MCが15,000rpmモデルであったのに対して、このMAN3184MCは10,000rpmモデルとなっていました。これ以前の10,000rpm HDDとしてはQuantum Atlas 10KIIが長らく最速の座に君臨していたのですが、各社ともこの世代辺りでようやくAtlas 10KIIを速度で上回る10,000rpmの製品を発売し始めました。
このMAN3184MCは特にトップスピード(最外周部でのシーケンシャル速度)に優れ、最外周を存分に使える状態でベンチマークを測定すると、上位モデルのMAM3184MCと比べても全く遜色ないトップスピードを叩き出していました。
現役で使っていた当時のベンチマーク結果については、辛うじてWinBench99の値が残っていました。PentiumIII (Coppermine) 1.1GHzを733MHz(FSB 66MHz)で動かしていたPC-9821Ra18/N20で、アイ・オー・データ機器製のUltra 2 Wide SCSIホストアダプターである、SC-UPU2を組み合わせた際のデータです。
TEST SCORE UNITS NOTES
Disk Transfer Rate:Beginning 55500 Thousand Bytes/Sec 1,2,3
Disk Transfer Rate:End 36100 Thousand Bytes/Sec
Disk Access Time 8.02 Milliseconds 2,3,4
Disk CPU Utilization 0.45 Percent Used 2,3,5,6
最外周(Beginning)の値は上位モデルとほぼ同等なのですが、最内周(End)やDisk Access Timeはやはり15,000rpm製品よりは劣っていました。それでも当時としては非常に性能に対する満足度は高かった製品です。
十分に高性能なHDDではありましたが、中古で買えば思いの外安く買える製品で、私も同容量のIDE HDDよりも安く買っていたと記憶しています。
一時期は上記PC-9821Ra18/N20で使っていたほか、PC/AT互換機を組み立てたときにもよくシステムドライブとして使っていた、当時の愛用品の一つです。
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購入金額
0円
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購入日
2013年06月28日
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購入場所
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