CaceManiacさんに海外から取り寄せてもらったLian-Li製ケース専用のUSB3.0フロントポートで、対応ケースのフロントポートを、今時の20pinヘッダに接続できるタイプのUSB3.0ポートに換装できるアップグレードキット。
一応白箱とはいえ専用のシールが貼られている。
付属品は取り付けネジ2本と最低限の説明書のみ。
ネジ穴・本体幅に対して偏った位置にUSBポートが配置されているのが特徴で、恐らくIEEE1394があったであろうスペースが残っている。ちなみにこのUSBポート、隣接しすぎているのでUSBメモリを直接挿したりすると干渉する事が多い。
当然対応ケースは限られており、PC-8N (Old ver.) / PC-7 PLUS / PC-60 PLUSとなっている。
が、どう見てもPC-P50RのUSBの間隔や偏ったネジ位置が同じに見える。これそのままポン付けできるんじゃね?と。
しかし裏面を見て納得、白い方が元々PC-P50RについていたUSB2.0版だが、ケーブルがL字に出されて奥行きが短くなっている。PC-P50Rはフロントポートが天板に来る構造なので、このようにL字にならないと最上段の5インチベイにケーブルが干渉してしまうのだ。
しかし最上段の5インチベイに今入っているのは…
NZXT製のファンコントローラで、トレーのような形状になっており内部スペースに余裕がある。これならまっすぐケーブルが出るPW-IN20AH50T0も大丈夫ではないだろうか。
で、改めて現物をPC-P50R標準品と比べてみると、ネジ穴・ポート位置は完全に一致。
一方相違点も当然ある。
・先述の通りケーブルの出し方がL字から直線に
・ケーブルが黒に
・フロントオーディオのAC97が無しに
・取り付けネジは短いものに
・ケーブル長が60cmから50cmに(重要)
といったところ。
ケーブルの出し方はやはり最上段が薄型のベイアクセサリや、トレー型のものしか付けられなくなるが、元々ベイは有り余るタイプのケースなので大した問題にはならないだろう。
ケーブルが黒いのもデザイン的には好都合。AC97コネクタも今更使わないだろう。
ネジは当初PC-P50Rのものをそのまま使おうとしたが、ネジ穴の深さもちがうのかしまりきらなかったので、PW-IN20AH50T0同梱の短ネジに。デザインは変わらず。
で、見落としていたのがケーブルの長さ。標準のものより10cm短くなる上にL字分が大回りするので、USB3.0ピンヘッダがマザー中ほどにあるMSI Z77A-GD55のような配置ならいいのだが、3.0ピンヘッダがマザー下部等、天面から離れた位置の場合裏配線はシビアになる。
そしてフロントオーディオは大抵のATXマザーでマザー背面側下に位置するので表側を通してもかなりきつい。
まあサウンドカードを使用しているので元々使う気はなかったのだが、PC-P50系に装着するのだったらフロントオーディオは延長手段を考えておいたほうがいいだろう。
しかしそれらをクリアすれば、旧型とはいえ現行型にはない独自デザイン&フル5インチベイのPC-P50Rが今風のUSB3.0対応ケースに!非対応ケースへの装着は自己責任だが、ある程度部品の共通化はしてきている筈なので、もしかしたら他の旧型ケースでもサイズのあうUSB3.0ポートキットがあるかもしれない。
余談だけど、実はCaceManiacさんに注文したのは5月…BitFenix製ファンや↑のジョイントパーツと同時。これだけ海外取り寄せになるとのことで、分割注文処理をしてもらった。最終的に3週間ほどかかったのだけど、取り寄せ状況や入荷・発送日、その際の到着日指定希望有無なんかを随時連絡してくれたのでありがてぇありがてぇ。
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購入金額
1,980円
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購入日
2013年06月15日
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購入場所
CaceManiac
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