TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブのCEOである増田宗昭氏が、代官山にT-SITEを創るに至った経緯をまとめた書籍。
代官山プロジェクトの企画書といい換えても良いだろう。
以下は個人的なメモ
TSUTAYAの商材は単にCDやDVD、書籍ではなく、ライフスタイル。
人とは、自分が「いいな」とい思うイメージを見つけたときに、ポジティブになれる。
ひとつの空間の中で、表面的、直接的にやりとりされるモノ。
その背景で本当に求められているコト。
そうした、コトまで見通すまなざしの強さが、企画を立てるものには必要。
分割されることで価値が減じるモノではなく、共有されることで価値が増すコトへ。
商業施設を考えるときにいちばん大事なことは、コミュニケーション。
あくまでエンターテイメントは、コミュニケーションの素材でしかない。
最先端IT技術を導入しつつ、IT革命から最も遠く離れた場所。
正の部分と負の部分を止揚・統合することで、その現象はさらに高次の段階に進んでいく。
人の歴史とは弁証法的に進化していくもの。
効率をよくしようと商品在庫を少なくすることは、すなわち顧客価値を小さくすることだ。
店舗というリアルな空間と、ネットによるコミュニケーションを融合させる。
体温を持ったインターネット。
「コミュニケーション」を「ライブ」という言葉に置き換えてみる。
みな再現不能なものにこそ価値を感じている。
-
購入金額
400円
-
購入日
2013年06月15日
-
購入場所
kobo
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。