一杯飲みながら全編見直したけど，星五つにはまったくゆるぎありません！

エリントンとホアン・ミロの部分も楽しめるし，ジョー・パスもそりゃ素晴しいけど，ギレスピーの部分，これはもう筆舌し難い。

オスカー・ピーターソンなんてふだんは絶対聴かないけど，バックにニールス・ヘニング・オルステッド・ペデルセンがついてるこのセッションは本当に価値があると思う。そこにクラーク・テリーが加わるのだけど，その緩いソロを補ってあまりあるのがギレスピーの（老人といわれている）ソロだが，これはわかってほしい。ギレスピーがいてこその……，セッションなのだと思う。

エリントンはなんか凄いよ。それに対してじゃぁベイシーは古臭いかというと，そんなこたないのよね。

ブルーズのいくつかのシリーズを監督したイーストウッドによれば，これらの面子が実はアメリカ音楽の神髄なんだと，良くも悪くも知らしめてくれる。
JAZZなんて構えたり気取ったりしなくてももう少し，シンプルなもの……，が此所にある。

amazonのレビューにもあったけど「気楽に楽しむ気なら楽しめる」って，本来気楽なものなんだし，気楽だから底が浅いってことはぜったいにないと強く思います。