笑劇といってもいいかもしれません。
カメラ(Q/Q10) ⇔ Kマウントレンズ用アダプタ Q ⇔ レンズ とするだけで、
5.5倍相当の画角が得られるなんて。
そう、キワモノと言って良いかもしれません。
PCパーツだったら、某グラサンのオジサンのメーカー的な雰囲気です。
それが、公式にメーカーから出たってだけで、良い意味で笑えるじゃないですか。
本気で発売されるって知った時は、「誰がこんな色物買うんだ」って
思ってましたよ、ホント。
Kマウントレンズ用アダプタ Q。
それは、Qマウントのカメラ(Q/Q10)に対して、Kマウントのレンズを
装着する事ができるようにするアダプターです。
Kマウントのレンズを色々と購入していて思いました。
有効に、そして、面白おかしく使ってみたいと。
K-30を購入してから、Q10は室内撮りのレビュー用に
特化してしまったので、それを勿体なく思ったというのもありますし、
超望遠の世界を覗いてみたいと思ったというのもあります。
なんにせよ、化け物だぜ、このアダプターは!!
商品内容はアダプターと説明書!!
え・・・移動時等に使用するアダプター入れ的なポーチは付いていない・・・
ちょっぴり、残念です。
まぁ、物の使い方を考えると、最初からつけっぱなしで行くんだろうなぁ
というのは、思ったりしますが、公式からその考慮がされていないのが
ちょっぴり残念です。
ただの筒に見えますが・・・間違ってはいないんですが、レンズ接点とか
シャッターが中に組み込まれています。
一応、1000分の1秒までシャッター速度を設定できるとの事なので、
余程の望遠でない限り、結構使えます。
下部のへこみは、コレを噛ませるためにあります。
先行投資しておいてよかった。
後から取り寄せるのはちょっと待ちきれないので!!
Q10に取り付けますと、やはりKマウントの直径が大きいため、
本体が浮き気味になります。
羽の絞りは円形というには、ちょっぴりほど遠いです。
此処はこだわってもらってもいいんでないでしょうかね、ペンタさん!!
FA35mmF2ALを装備した状態!!
標準サイズのレンズなんですが、すでに望遠風味!!
ちなみにこれ、35mm換算で192.5mmの相当の画角が得られる単焦点レンズとなります。
隠れスターと呼ばれるレンズが望遠レンズに早変わり!!
これ見た時点で、「ちょっ!!」と突込み入れたくなりますw
D FA MACRO 100mmF2.8 WRを装着すると、
もう望遠レンズというしかない風貌となります。
これで、35mm換算で550mmの画角を得ることができる超望遠単焦点レンズです。
F値は2.8で良いって事になるのかな?
アダプター噛ました後の換算は良く分かりませんが、十分明るいです。
PENTAXの本体お家芸的な手振れ補正がどんなレンズに対しても効くので、
実は超望遠なのに、手持ちで撮影できちゃいます、コレ!!
これが本命!!
FA 80-320mm F4.5-5.6を装着した真の姿でござる!!
本体の色とマッチして、これが正装って感じもしなくもない・・・ですよね?
望遠端320mmを5.5倍すると、どうなるかわかりますよね。
超望遠 1760mm相当の画角を得ることができる望遠鏡的なシステムの完成です。
レンズが重すぎて、三脚座つけても前のめりになっちゃいますよ~!
で、この状態では、さすがに手持ちで手振れなしで撮影することは
非常に困難な状態です。
こんな感じで、三脚のお世話になること必須です。
嗚呼、買っておいてよかった、使い勝手の良い三脚!!
月を撮影しようと思い、夜になったら外見てるんですが・・・
何故かみつからない今日この頃。
では、星を撮影してやれって事で、30秒間の露光でシャッターを
きってみました。
お~、30秒でも自転の影響をもろに受けますね~。
夜空のほんの小さな点を撮影しているんですがね、
かなり大きく写せるなぁってのが本音です。
ただし、恐ろしくピントの合わせ方が難しいので、
ちょっぴり修行が必要かなとも思います。
ちょっとカメラの角度を変えただけで大きく動いてしまい
撮影対象を見失ったりしますので、取り扱いは
それなりに慎重にしないといけないです。
そして・・・月はいずこ・・・何故か撮影しようとしたタイミングで
月は見えず・・・
月を撮影する機会に恵まれたらリベンジ掲載しますよ、ホント。
--まとめ--
使い込んでレビューできたわけではないですが、
このアイテムは、ホントいろんな意味で規格外と思いますw
いや、規格にはそっているんですが、その倍率が半端ないというところですよね。
5.5倍なんて、どんなチートだってんでしょうかね、ホントw
シャッターがついていなくて、ほかのレンズが使えるアダプターは
色んなものが出ていることを知ってはいますが、コレをペンタックスが
公式に出したってのが重要なポイントだと思います。
さて、使い勝手に関してですが、まず本来の意味で超望遠を
お手軽に組んでという方に対して言える事は1つ。
マニュアルで、カミソリのような薄いピントを正確に
合わせることは非常に難しいです。
Q10の背面液晶で合わせますが、高精細とはいえ、限界があります。
此処は、修行と、勘と、撮影枚数でフォローしないといけないです。
Q10の連写力は低いので、結構頑張らないとですw
逆にその点さえ何とかできれば、安価に超望遠なシステムが手に入るので
良い感じではないでしょうかね~!
お手軽にQ/Q10で面白システムを組むという方向けとしては、
確かに楽しいですが、ピントはマニュアルですので、
そこが許せるかって所です。
手振れ補正がきくので、古いKマウントのレンズであっても、
M42マウントレンズにK変換のリングかましてつけてもいいんです!!
色々と楽しめると思います。
そして、オートフォーカスのありがたみをかみしめることとなります(笑)
ファームウェアアップでオートフォーカスとか効いたらうれしいんですけどね、
組み込まれている機構的には無理なんだろうなぁ・・・。
ソニーさんのアダプタは効くらしいんで、すっごく羨ましいです。
改善点としては、羽の形状が円形絞りだったらと思うのと、
羽がたまにちゃんと戻りきっていない時がある事ですね。
また、シャッター速度がもっと早くできたらとも思います。
たまーに、フリーズもしますが、此処はQ10側の問題かな?
なんにせよ、面白いアイテムであることは間違いないです。
全力でお勧めすることはできないのですが、
Kマウントレンズを持っているQ10ユーザーならば是非!!
-
購入金額
18,000円
-
購入日
2013年03月30日
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。