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レガシーインターフェイスが嬉しいAMD E-350搭載マザー(;=゚ω゚)=333 (ベンチマーク追記!)

■更新履歴■
2014.4.30:TDP9WのAMD C-70レビューへのリンクを追記しました。
2014.4.15:SocketFS1b(AM1)APUのレビューへのリンクを追加しました。
2013.4.21:ベンチと消費電力比較を追記しました。
2013.4.18:ベンチマーク追記中・・・

GIGABYTEのE-350オンボードマザー「GA-E350N WIN8」です。
安いE-350と言うことで、早速購入してみました(;=゚ω゚)=333


【メーカー/型番】GIGABYTE / GA-E350N WIN8
【チップセット】AMD A45
【Socket/Slot】E-350Dオンボード
【対応CPU】E-350Dから変更不可
【メモリスロット】DDR3×2
【拡張スロット】PCI×1
【主なオンボードデバイス】APU内蔵RADEON HD6310(D-SUB+HDMI)、SATA3G×4、
                GigabitLAN(蟹)、8chサウンド(ALC887)
【フォームファクタ】Mini-ITX
【リリース時期】2013年2月
【製品のHP】
http://www.gigabyte.jp/products/product-page.aspx?pid=446...
【発売時の記事】
http://ascii.jp/elem/000/000/767/767252/

型番通り、Win8対応を売りにしていますが、WinXP/Vista/7にも対応します。
Win8対応を謳っている割に、シリアルやパラレル、PCI、PS/2×2などレガシーインターフェイスを満載したある意味変態仕様なマザーです(;=゚ω゚)=333

逆に、USB3.0やS-ATA6Gなど最新のインターフェイスは搭載されていません。その為か、価格が7000円弱とE-350マザーとしてはかなり安いです。

CPU(APU)が従来のE-350からE-350Dとなっていますが、調べても情報が出てこないので何が異なるのかわかりません(^^;


とりあえず、外観から。

いつものギガバイトの外箱です。最近の同社の廉価モデルのマザーの箱は光沢を無くしてコストダウンを図っているようですが、こいつはツヤツヤです(^^; ちなみにこいつは代理店はCFDの製品です。
いつものギガの外箱
いつものギガの外箱


付属品。
・S-ATAケーブル2本(ストレートとL型が1本ずつ)
・バックパネル
・ドライバDVD(FM1/FM2シリーズと書いているのだがw)
・ユーザーズマニュアル(日本語)と注意書きの紙
付属品は簡素。
付属品は簡素。


マザー本体です(;=゚ω゚)=333
廉価モデルなのか、まだアルミ電解コンデンサが残されています。
久しぶりのE-350タン(*´д`*)ハァハァ
久しぶりのE-350タン(*´д`*)ハァハァ


同社のお約束のDualBIOS!
廉価モデルでも嬉しいヅアルBIOS
廉価モデルでも嬉しいヅアルBIOS


ノーマルなPCI、S-ATA3Gが4系統。
SSDよりはHDDでNASやファイルサーバーにするのに向いてそうですね。
E-MU0404が挿せますね(;=゚ω゚)=333
E-MU0404が挿せますね(;=゚ω゚)=333


APUクーラーには60mmの静音タイプ(HPによる)
60mmファン
60mmファン


ちなみにこのAPUクーラーのヒートシンクにはスリットが入っており、風がVRMやチップセットの放熱板に当たるように設計されています(;=゚ω゚)=333
チップセットとVRMが冷やせるのはありがたい!
チップセットとVRMが冷やせるのはありがたい!


I/O部分です。HDMIが無ければ、SocketA/Socket478世代と変わりませんねw
古く感じるI/O部分(^^;
古く感じるI/O部分(^^;


裏面。チップセラコンがパラパラと・・・
完全に片面実装にできればもっと安いと思うけど。
シンプル。
シンプル。


時間と空きケースがあれば、Win7で評価したいと思います(;=゚ω゚)=333


■組んで、動作させてみました。(2013/3/5追記)

マシンの構成
【CPU】AMD E-350D
【メモリ】PC12800 DDR3 4GB×2
【HDD】日立 160GB S-ATA2
【VGA】RADEON HD6310 OnBoard
【電源】250円で買ったPowerManの450Wのやつ
【OS】Windows7HomePremium64Bit

オンボードで搭載されているCPUファンは十分静音と言えるレベルです。
OSをインストールした後にCPUとチップセットの放熱板を触ってみましたが、ほんのり暖かい程度です。発熱は相当に少ないです。

とりあえず、Windows7 64bit環境でエクスペリエンス・インデックスを実行。
エクスペリエンス・インデックス
エクスペリエンス・インデックス


体感速度は若干もっさりします。
IEでのブラウジングがzigsowのトップページを含め、やや重い印象です。
まあ、実質Atom対抗なので、こんなものでしょう。

GPUが強いので、AeroやH.264のFullHD動画程度で引っかかることはありません。
Youtubeも1080pで再生できます。(但し、フルスクリーンで無いとCPU負荷が高め)

時間があれば、週末に簡単なベンチを取ってみます。


■ベンチマーク
処理性能争いに向くようなCPU(APU)ではありませんが、やはりどれくらいの実力を持っているのか気になるものです。

ただ、E-350は実質ATOM対抗なので、CeleronGクラスのローエンドCPUとも比較にならないと思います(^^; 今回はATOM D510、A4-3300、CeleronG530、CeleronG1610と比較します。

CPUはボロ負けが予想されますが、GPU性能がどうなのか気になるところです。

構成:
【CPU】AMD E-350
【CPUクーラー】リテール付属品
【マザー】GA-E350N WIN8
【メモリ】PC12800 4GB×2
【HDD】320GB S-ATA
【VGA】Intel HD Graphics(CPU内蔵)
【ケース】M-ATXの適当なやつと300W電源
【OS】Windows7 HomePremium 64bit

但し、ATOM D510構成のみメモリは2GB×2です。
データは過去のレビューのものを使いまわしています。

ATOM D510、A4-3300、CeleronG530、CeleronG1610の構成、及びベンチは下記のリンクからどうぞ。(基本的にマザーとCPU以外は同じですが)

・ATOM D510 (Corei3とマザーのレビューですが・・・)


・A4-3300 vs G530 vs 他


・Celeron1610 vs G530 vs 他





■.エクスペリエンス・インデックス(Win7 64bit)
エクスペリエンスインデックス比較
エクスペリエンスインデックス比較

構成が異なるので、CPUとグラフィック関係を中心に見てください。
E-350は3.8と、ATOM D510こそ上回りますが、本来のローエンドCPUであるA4-3300やCeleron G530の足元にも及ばないといったところです。

デュアルコアCPUでこのスコアなのでCPUの性能としては低いとしか言いようがありません。

反面、CPU性能の割にはグラフィック性能が高く、ATOMを圧倒する他、G530のIntel HD Graphics(2000相当)に迫ります。


■CrystalMark2004R3
CrystalMark2004R3結果
CrystalMark2004R3結果

CPU(ALU/FPU)とメモリではE-350/D510組とそれ以外組に別れてしまっています。
数値だけで見ると、E-350は現行のローエンドであるG1610のおおよそ40%の性能です。

グラフィックに関してはATOMは当然として、OpenGLに関してはIvyBridge世代のG1610のIntelHDGraphics(2500相当)をも上回っています(;=゚ω゚)=333

このアンバランスな性能が、ゲームのベンチにどのように影響してくるのか見ものです。


■CPU関係のベンチマーク
CPU性能比較(ベンチスコア)
CPU性能比較(ベンチスコア)



■GPU関係のベンチマーク
注意:FF14は新生エオルゼアでない古い方、PSO2もV1.00の古い方です。
    (他のCPUのデータが使いまわせないので・・・)
GPU性能比較(ベンチスコア)
GPU性能比較(ベンチスコア)


上記以外に、比較的新しいFF14新生エオルゼアとPSO2 Ver2.00のベンチを追加で取りました。
FF14新生エオルゼア
FF14新生エオルゼア

PSO2 Ver2.00
PSO2 Ver2.00



■消費電力
PC全体(ディスプレイは除く)の消費電力をエコキーパーで測定しました。
当然、マザーボードが異なるので参考程度にしてください。どれも特殊なオンボードデバイスの無いようなシンプルかつ安物マザーを使っていますが(^^;

ちなみに電源は80Plusなんて無縁な古いケース付属の格安電源なので、絶対的
な省電力には期待しないでください(^^; (電源はすべての構成で同一のものを使っています。)
消費電力比較
消費電力比較



■CPU-ZとGPU-Zのスクリーンショット
CPUクロックは800MHz-1.6GHzの範囲で可変していました。
CPU-Z
CPU-Z

GPUクロックは288MHz-492MHzで可変していました。
GPU-Z1
GPU-Z1

GPU-Z2
GPU-Z2


■他のレビューへのリンク
AMDファン待望のAM1プラットフォームのKabiniが登場したのでレビューしました(;=゚ω゚)=333




TDP9WのAMD C-70搭載マザーをレビューしました。詳細なベンチマーク付き。

  • 購入金額

    6,980円

  • 購入日

    2013年03月02日

  • 購入場所

    テクノランド

24人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (10)

  • Vossさん

    2013/03/02

    Bob板は値段落ちないっすねー
    MSIのやつが一時的に5kまで落ちてたけど、安価な板でも6980か。

    次の石が28nmプロセスとかで面白そうなのだけど、話出てこないっすね。
  • ふっけんさん

    2013/03/02

    Vossさん

    むしろBob板はCeleron847に押されて終息気味・・・
    E-1200とか自作向けでも本機投入して欲しいですね。

    特にFM2で45WのAPUが無い以上、もう少し本気を出してほしいところですね(^^;
  • 和屋さん

    2013/03/02

    4台NASっぽいケース
    アキバwatch
    が発売されるそうですから、これに合わせると面白いかもしれませんね。
    4台のHDDとして考えたらSATA3なんていらないですし。
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