レビューメディア「ジグソー」

チタン製ハウジングのATH-CM7

以前通常モデルのATH-CM7については掲載したことがありますが、こちらはハウジングをチタン製とした上位モデルとなります。


ハウジング以外のユニットやケーブルなどは全て同一のものですが、実売価格でもそれなりに明確な差がつけられていました。どちらもメーカーの公式情報ではオープン価格となっていましたが、実際には3千円程度の差はあったと思います。

このモデルはたまたまほぼ未使用という状態の中古で見つけ、本当はインナーイヤーフォンの中古は避けたいところではあったのですが、価格的な魅力には勝てずに購入してきました。

当時使っていたのは通常版ATH-CM7のさらに下位となる、ATH-CM5でした。これが実売価格の割には良好な音質で気に入っていたのですが、装着感には難があり、長時間使っていると耳が痛くなってくるほどでした。

そこでこのATH-CM7Tiに替えてみると、ユニット部分の大きさなどはほぼ同一であるにもかかわらず、こちらの方が装着感がずっと良いのです。それだけでも買った価値はあったと思ったほどです。

そして音質については、当時の標準価格で2.5倍の差(ATH-CM5は6,000円程度、ATH-CM7Tiは15,000円程度)が付いていたわけですが、そこまでの極端な差ではなかったと思います。当時の私の感想は「6,000円と10,000円の差なら素直に納得できる」というところです。もっとも、後で考えるとこれはかなり贅沢な話で、後継モデルのATH-CM700やATH-CM707では、ATH-CM7系の音には全く及ばないのです。今なら15,000円といわれて十分納得できます。

そして無印ATH-CM7と、ATH-CM7Tiの間に明確な差はあるのかといわれれば、これは明らかにあります。ATH-CM7Tiの方が響きに余分な付帯音が付かずスッキリとしていますし、低域の重量感も上です。無印ATH-CM7はアルミハウジングであるためか、アルミの素材鳴きによる付帯音がついて回っているようです。全く同じ中身の両者ではありますが、出てくる音はワンランク違うといって差し支えありません。

買った当初よりも、長らく使い込んだ今の方がこの製品の良さを理解できてきたような気がしています。カナル型を好まない私にとっては貴重な高音質インナーイヤーフォンであり、既に一度オーバーホールに出して使い続けているほどです。修理が可能な間は修理してでも使い続けるものと思います。
  • 購入金額

    2,980円

  • 購入日

    2005年04月15日

  • 購入場所

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