とっくに終息品になっている、350WのGOLD認証電源。今回絢風との比較データもとれていないのでその辺知りたい方は(今更いないだろうけど)期待しないでくださいませ。
Huntkeyの絢風300に代表された「小容量GOLD電源」の一つ。
自分は5年近く常用PCで絢風を使い続けており、近い容量のSuper Flower製電源も使っているのだが、絢風がさすがに年数と使用時間が長くなってきたのでそのリプレースを検討していたところ、保障無しだが恐らく未使用のコレが税抜き2300円で出ていたので特に何も考えず購入した。
しかしこれらの製品、既に市場から消えて久しい。
元々これらの低容量GOLD電源は高出力電源が効率的に苦手な低消費電力環境下での効率が高く、それでいて高出力電源よりは買いやすい価格で一定の需要を得ていたのだが、低出力帯でも高効率を謳うPlatinum認証の電源が買いやすい価格になってくるとあえて選ぶ理由は少ない。
実際Huntkeyの500W Platinum電源は低出力構成でも絢風に近い効率を叩き出していて、500Wだから後々の構成変更にも対応しやすい。
という訳で絢風の置き換えも500WクラスのPlatinum電源を検討していたのだが、未使用っぽいこれが2300円で出てきたら買っちゃうわけで。
必要十分だが絢風に比べると少々見劣りする点も
絢風との消費電力比較データはとれていないのだが(機会があればやるかも)、他電源との比較から察するに30W代ではほぼ同等か僅かに絢風に及ばないかな程度。
くたびれた550W電源から置き換えたテスト用PCはアイドル消費が48Wから40Wに下がるという目に見える変化を示したので小容量GOLDの看板に偽りはない。
負荷時は更に差が大きくなり130W→119Wだ。
ただ全体的な作りがいかにも廉価電源感。絢風は一応独立ファンガードにチタンカラーの本体だったので見栄えはしたが、こちらはグレーの筐体と一体型のファンカバーでいかにも安っぽい。
特にケース背面から見える部分がグレーなのは最近の黒系のケースとあわせるとさびしい。ただファンガードに張り出しがないのは干渉の心配が無いので好印象。
ケーブルも当然メッシュ化などされておらず、最近のオシャレな自作向け電源を見た後だと懐かしさしさすら感じる。
またコネクタ数が少々独特。絢風と異なりPCIexpressコネクタは装備しているが、SATA2にペリフェラル1のケーブルが1本にSATA2にFDD1のケーブルが1本だ。ペリフェラル4pinが1個しかないのは意外とキツイ。何だかんだいってファンコン等でペリフェラル4pinは使うのに。ペリフェラル4pin→SATAの変換ケーブルは入手機会が多いがその逆はわざわざAINEXあたりのを買わなければならないのでキツイ。
逆にFDDはもう省いてよかったんじゃないか…。SATAが合計4つあるのはいいのだが。
また高効率小容量電源としては最低ファン回転数が少し大きく感じる。大きいといっても静音電源の範疇なので十分だが、絢風やSF-350と比べるとやや風量重視のセッティングのようだ。まあ冷却されてるか心配になるくらいのそよ風よりはある意味信頼できるのだが。
と、今回はたまたま未使用っぽい中古を入手できたので絢風のリプレース用につかんだが、今となっては500Wクラスのプラチナ電源を買う方が現実的だろう。
「300Wクラスの小容量高効率電源」というジャンルは静かに役目を終えたのかも。
追記:VS SF-350P14-XE
絢風は取り外すのが大変なのだけど、絢風の対抗馬的でほぼ同等の性能を誇ったSF-350P14XEと同環境での比較ができたのでテスト。Xeon E3-1285L v4を使用しつつ余計な部品をはずしまくってアイドル20Wに迫る超低消費構成だ。
KRPW-SS350W
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購入金額
2,306円
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購入日
2015年12月20日
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購入場所
ドスパラ
ちょもさん
2015/12/24
http://page18.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w132815089
特に、スリーブ化されてないケーブルだし、お手軽かと。
ちょもさん
2015/12/24
中間だとこっちですね。
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b190108242
上端用買っても、押し込むプラパーツに切れ込み入れれば中間でも使えます。
下小川さん
2015/12/25