以前購入した、こいつが

突然、両側聞こえなくなった（汗）

原因は、リモコン部分のボリュームダイヤルが何らかの原因で焼損したこと。

リモコン部分を開け、ボリュームダイヤルを回避して配線し、これで二日間は復旧していたが、すぐに左側出力が断線したので、これ以上の延命は無理と判断して放棄。

・・・・で、この無理と判断した時間帯が午前二時。

半田付けによる二度目の復旧作業中、フラックスを熱して遊んでたら、入れ物ひっくり返って太ももに直径1.5センチの火傷は出来るわ、寝間着のズボンがフラックス塗れで一枚駄目になるわで、モノが直らなかったイライラも重なり、

私は何故か、この夜中に代替のヘッドホンを買いに行くという、意味不明の行動に出た。

まあ、夜中の二時にヘッドホン売ってる店なんてあるのかと思うが、実はある。

夜中まで開いてるディスカウントストアとか、意外にこの手の商品おいてあったりするのだ。

・・・で、そのディスカウントストアで手に入れたのが、こいつである。

勢いだけで買いに走ったため、事前にどんな商品かどうかなど全く調べずにお買い上げ。

選んだ基準としては、「ケーブルが片側出しである」という一点のみ。

DJ風な見た目と、重低音のキレ重視という売り文句の製品で、ハウジングは左右どちらも90度「手前方向のみ」に首振りが可能。

小さい頭の人でもしっかり装着出来るよう調整されているのか、非常にバンドの締め付けが強めであり、そのままだと偏頭痛を誘うレベルだ。

この締め付けの異常な強さこそが本製品最大のネックで、頭が大きい私のような人には短時間の装着でも苦痛を伴う。

ただ、上部バンドの部分は薄い鉄板二枚で構成されているそうで、少しずつ力をかけて開いてやると、比較的容易に調整可能という情報を発見。

実際に試してみたところ、意外にあっさりと締め付けの強さは改善する事が出来た。

次の問題は、こちらのDJ風な見た目を追求した結果の「真円形のイヤーパッド」だ。

これが、私の耳と当たりが悪く、耳の背から音が漏れる。

質感、触感共に悪くない出来な上、交換用の色違いまで用意されているという至れり尽くせりっぷりなのだが、当たりが悪くては意味が無い。

また、背中にポツポツ穴が開いている、中途半端にセミオープンな味付けが良く分からんハウジングのせいで、微妙に振動する空気の量が足りてない。

音を聞いて、瞬間的に「ちょっと離した位置が最上」という特性を感じた事もあり、パッドを無理矢理取っ替えてしまうことにした。

こちらが、取っ替えたパッドである。

断線して死んだOZONE ATTACKのパッドを、分解して外したモノだ。

これを、厚みのある自動車内装固定用の両面テープを1センチ四方に切り、同面積の隙間を開けながら耳とスピーカーの位置を調整して貼り付けた。

この改造により、本来の売りである低音域のズンとした重みは軽くなってしまったが、中音域の伸びは幾分良くなり、自分好みの音に動いてくれた。

耳の背からの空気漏れも消え、耳とのフィッティングも改善。

既に元の商品の特性を完全に無視していると言えばそうだが、商品自体の特徴がまんま私にとっては不具合になってるので、これについてはどうしようもない。

ただ、ここで勘違いして欲しくないのは、元々の商品が低音重視で中音・高音域の伸び不足がある訳では無いということ。

単に、私の頭や耳とのフィッティングが最悪に近かっただけのことで、フィットする頭や耳の人にとっては、中々にいい音が期待出来る商品のはずだ。

こんだけ低音がキリっとしてる製品で、実売4000円以下ってそう無いと思うよ。