三河地方、それも碧南から安城近辺にかけての地域の30代以上で「知らぬ者はいない」と言われるのに、それ以外の地域では全く無名という、伝説級のローカル即席麺。

平成七年の生産休止以降、何度か限定で再生産されたが、再生産されるたびに速攻で完売するため、いつしか伝説の即席麺扱い。

販売していた地域の外からも「再生産してくれ」の声が止まらないわで、ついにメーカーが生産ラインを再整備するに至ったという。

原材料が完全国産ということで、お値段は高めだが安心感はでかい。

お味のほうは、とにかく昔懐かしい醤油ラーメンで、スープはとんがった感じがなく、角の取れたマイルドな味。麺は昔ながらのフライ麺だが、米粉のせいか弾力がある。

ぶっちゃけ、びっくりするほど旨い訳でも無いが、何か突発的に食べたくなるという味であり、まさしく「常食としての地域の味」。

現在はAmazonでも買えるそうだが、こういう味は長く残して欲しいなあと思う一品でした。