個人的にはPC用モニターはフルHD(1,920×1,080 Pixel)よりもWUXGA(1,920×1,200 Pixel)の方が使い勝手が良いと思っていて、今でも自分が使うモニターはWUXGAでほぼ揃えていますので、その意味では買って損はしなかったかという気はしています。
ただ、当然ながら安いものにはそれなりに弱点もあるわけです。まず気になるのは入力端子の構成です。アナログRGBのD-Sub 15Pの他にある入力端子は、HDMIのみなのです。兄弟機にX263Wbidというモデルがありましたが、こちらはD-Sub 15P、DVI、HDMIという構成でしたので、この製品は明らかなコストダウンモデルだったということでしょう。
画質については、視野角が上下160度、左右170度という公称値ですが、上下の視野角は特に狭い印象があります。正面で見ないと色変化は何となく気になってくるというレベルです。また、バックライトの質があまり良くないのか、白もくっきりとは出ませんし、電源投入後しばらくはちらつきが気になります。ただ、ある程度の動きがある映像を映しても、残像はスペックの割には比較的気にならないように感じるのは美点かもしれませんが。
私はあまりTNパネルの製品を持っていないのですが、同じWUXGAでTNパネルを搭載するHYUNDAI W240Dも持っています。こちらと比べると、視野角・バックライトの質・発色では完全に劣っているという印象です。動画の残像はW240Dの方がやや気になる印象がありますが。
総じてあらゆる部分の質は低い方となる製品ではありますが、それでも当時としては25.5インチWUXGAの液晶モニターが3万円割れであったこと自体がまれであり、それでとりあえず十分使えたことだけで十分に満足感はあります。
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購入金額
29,800円
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購入日
2008年09月25日
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購入場所
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