先日先鋭的な目覚まし兵器を登録した訳だが…
あちらが精神的恐怖を植えつける攻撃潜水艦なら、コイツはその姿で相手を圧倒する超ドレッドノート級戦艦。旧世代のコンセプトを維持しつつ、そのままその能力を上げた大艦巨砲主義。
何を単なる目覚まし時計に大げさなと思うかもしれない。しかしこの写真を見ていただきたい。
でかいのだ。
ATXマザーボード(の箱)を越える占有表面積。取っ手を含んだ高さは30cmを越える。
一般的なサイズと思われるボイスクロックに対して、全高・全幅・奥行、全てが倍だ。つまり容積は8倍を数える。
主砲ともいえる2つのベルは直径100mm程度。
これをPentium4並みのサイズを持ったハンマーで連打する。その音は1個で仏壇の鐘(鈴)レベル。それを連発するのだから最早非常ベル。
仏壇の鐘を太鼓の●人の達人の難易度鬼のように連打するのを想像していただければ寝てなんかいられない。
でかいからといって電源はたいしたことがない。単三電池2本(時計用1本、ベル用1本)だ。まあボイスクロックでもないのにベル用にわざわざ1本備えている時点で本気度を感じる訳だが。
しかし実はここまでひっぱっておいて、実は目覚ましとしての音量は見た目程ではない。確かに音量は大きいのだが、ハンマーの駆動力がさほどではないのと、一般的なベル式目覚まし時計の甲高い連続音(ジリリリリリリリ)に対して連発ペースが遅く、大きさゆえ音域も低く、極端に煩くはないのだ。
だから製品名が「MILD TWIN」なのだろうが、見た目はどこがマイルドだよとツッコミを入れられずにはいられない。超巨大戦車マウスじゃないんだから。
何より目覚ましとしての能力を上げているのがその防御力…停止のしにくさだ。
停止スイッチは例によって背面の小ぶりなスライドスイッチのみ。
このタイプではよくあるスイッチ配置なのだが、そのあまりに巨大な姿ゆえ、時間の見える表側から手を伸ばしたところでスイッチに手は届かない。しかも本体下部にある。
ヘタに手をぶつけたら本体が後方に倒れこみ完全にスイッチが塞がるのだ。
しっかりと取っ手を持って背面を確認し、スイッチを確実に停止する。そこまでの事が出来る時点で貴方はもうしっかりと目が覚めている。
コレ、かなり昔に思わず買ってしまった時計で。メーカーも一切不明。値段も購入時期もうろ覚えなのだが、古い部屋の写真に見切れているのがあったので10年以上前のものなのは確実だ。
しかし目覚ましとして使った記憶はかなりの短期間だ。やはり破壊力が高すぎる。元々壁掛け時計クラスの巨大さを持ち、背面にもしっかり壁掛け用の穴がある。
結局こうして長年壁掛け時計として過ごしている。目覚ましとして通常運用するにはあまりに巨大すぎた。 まるで係留され記念艦となっている、旧世代の戦艦のように。
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購入金額
4,000円
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購入日
1998年頃
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購入場所
白輝望さん
2012/10/12
砧順一(きぬたじゅんいち)さん
2012/10/12
しかし・・・とってもおおきいですぅ(殴
ふっけんさん
2012/10/12
下小川さん
2012/10/12
まあこれは掛け時計として活躍してるんで大丈夫!
左右の空き箱はその時の気分で入れ替わります。
しばさん
2012/10/15
目覚まし時計 < ところで、俺のハンマーを見てくれ、こいつを(ry(殴
ハンマーがもうちょっと大きかったらアニメに出てくる時計みたいです。
下小川さん
2012/10/15
典型的な目覚まし時計のスタイルですよね。大きさが異常ですけど!
きっとアニメやマンガだったら跳ね上がりながらジリジリ鳴るに違いない!
きっちょむさん
2012/10/15
下小川さん
2012/10/15
最初から壁掛けできる穴が用意されていたので、元々壁掛け時計として使うのも考慮されているようです…というかどうみても壁掛けサイズですハイ。
hatahataさん
2012/10/18
壁掛けサイズの目覚まし時計とは。
存在感もあって、デザインもレトロでシャレてるし、だれも持ってなさそうなのがいいですね。
下小川さん
2012/10/19
こういうレトロ&典型的デザインのモノが昔から好きなんですよね。
目覚ましとして使うには大きすぎるんですが、壁掛けとして使うといきなり面白デザインの実用品になります。
家に来た人もちらっとみて「アレ?」ってなりますし。