水質調査用の検査キット。
重金属や大腸菌など細菌などを測定するためのものです。
特に難しいことはなく、調査したい水を滅菌された容器に入れてクール宅急便で送りつけるだけ。
井戸水の水質調査などもできるようです。
基本的な10項目の検査から本格的な50項目の検査まであるようでしたが、今回は個人・家庭向けの23項目のものを選択しました。
今回選んだ検査項目は下記の通り。
- 一般細菌
- 大腸菌
- カドミウム及びその化合物
- セレン及びその化合物
- 鉛及びその化合物
- ヒ素及びその化合物
- 六価クロム化合物
- 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素
- ホウ素及びその化合物
- 亜鉛及びその化合物
- アルミニウム及びその化合物
- 鉄及びその化合物
- 銅及びその化合物
- マンガン及びその化合物
- 塩化物イオン
- カルシウム、マグネシウム等(硬度)
- 蒸発残留物
- 有機物(全有機炭素(TOC)の量)
- pH値 5.8以上8.6以下
- 味 異常でないこと
- 臭気 異常でないこと
- 色度 5度以下
- 濁度 2度以下
これらの数値が水道水として適合しているかどうか調査することが出来ます。
これが検査結果判定所。
結果、水道水として適合していました。
日吉オンライン検査WEB
http://www.hiyoshi-online.com/
経緯
なぜこういう検査を依頼したのかというと、自宅の屋根には古い太陽熱温水器が取り付けられており、この温水器からでてくる水に異臭がするようになっていました。
どういう臭いかというと、アルミニウムがガルバニック腐食(電蝕)でイオン化したときの水の臭いです。
これが非常にくさい。
それと同時に大量に金属イオンが溶けてる状態ですからちょっと危険。
どんな臭いか試したい人は、10円玉にアルミホイルを巻きつけて、水道水を入れた容器に落とし、ふたをします。
1~2日でアルミがぼろぼろに腐食し水中に白い沈殿物がたまってきます。
1週間くらいしたらふたを開けて臭いをかいで見るといいかも。
今まで匂ったことの無い臭いがします。
とりあえず危険なので、温水器を停止し、元栓バルブを閉め、結局温水器本体も取り外しました。
太陽熱パネルを見てみると、ゴムパッキンが劣化し、雨や結露が太陽熱パネル内部にしみこんで、異種金属同士によるガルバニック腐食が進行したようです。
水路にところどころ穴が開いており、水漏れまでしていました。
温水器を取り外した後、臭いもなくなり水の味も元に戻りました。
ですが、まだ心配だったので、一応念のために水質検査を依頼しました。
今回の結果から、とりあえず安心してよさそうです。
ガルバニック腐食(電蝕)
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購入金額
13,000円
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購入日
2012年頃
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購入場所
株式会社 日吉
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