古典部シリーズ第4巻。
今までと違い、本書は短編集になってます。
まあ、十文字事件クラスの出来事が頻繁に発生してたら、省エネ・折木奉太郎にとっては堪ったものではないでしょうし(^_^;)
本書で印象的だったのは、やはり里志と千反田ですね。
「ホームジストに憧れるけど、ホームジストにはなれない」といった発言に代表されるように、広く&浅くをモットーにしている里志が何故1つのことに執着しないのか、彼の本音が少しとはいえ語られます。
そして千反田。
初対面でしかも異性である折木に対して、しょっぱなからパーソナルスペースが狭く、折木が後ずさらなければ体がぶつかる勢いの彼女が”世間体”を気にするとは、少々意外でした。
これは豪農とまで呼ばれる千反田家の令嬢という立場ゆえのものですが、古典部では令嬢なんて雰囲気が微塵もない好奇心の亡者(笑)なだけに意外性が際立ってます。
おそらくアニメ版は本書のところまでやるんでしょうが、どのように映像化されるか、今から楽しみです♪
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購入金額
660円
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購入日
2012年06月30日
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購入場所
楽天ブックス
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