約5年前の製品ですが、発売当時の価格は2万円を超えていて、当時の水準であっても520Wの電源としては高価格な製品といえます。
GUP-EAST520JPは、先行して発売されていた470WモデルのGUP-EAST470JPの出力強化版という位置付けでしたが、実質的に中身の差は殆どなかったともいわれています。もっとも、私はGUP-EAST470JPを所有していないため、直接確認したわけではありませんが。
負荷がかかった場合でも本体温度が上がりにくいことがアピールされていました。確かに発熱という意味では当時使っていた他の電源よりも少なかったのは間違いなかったと思います。ただ、それだけに冷却ファンを強く回していたという一面もあり、動作音は他の製品と比べてかなり大きいものでした。口径が小さめのファンを低負荷時でも高回転で回していたため、PCを起動すると常にある程度の騒音が発生するようになってしまいました。
耐久性については、現時点できちんと動作しているということで、とりあえず十分なものといえるでしょう。520Wの電源にしては、Phenom X4 9850 BlackEdition+GeForce GTX 260という環境など、比較的負荷を多くかけた時期もありましたが、まだまだ余裕はあったように思います。
それでもメインのPCには、同じグロウアップ・ジャパンの電源であっても、GUP-EG620Jの方を使うことになったのは、やはり騒音の大きさという要素が大きかったのは事実です。信頼性を確保するためとわかってはいても、もう少し静音性は保って欲しかった製品です。ただ、使用頻度がそれほど高くないPCに使う分には、現時点においても十分な性能は持っていて、しっかりと作られていたことは評価するべきと思います。
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購入金額
4,980円
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購入日
2008年10月頃
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購入場所
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