自民・公明の提言している、防災ニューディール政策の元ネタ本で、インフラ整備から法整備・運用に至る防災体制の徹底的な見直しを提言しています。
・・・・まあ、関東大震災がもう一回「必ず」来るとか言われても、百年近くも無事なわけで、いまいちピンと来ないかもしれませんけど、
「千年単位で残る過去の記録からして、100%数年から十年内くらいで来る」
のは間違いない訳で、それに備えるなら「デフレで需要縮小中、国債利率が人類史上最低の今がベスト」ですよ、という内容。
・・・いや、目からウロコ。
確かに言われる通りで、建設国債の償還年数とか考えると、むしろ
「山ほど借金して、カネ使って需要増やしてデフレギャップ埋めちまえ」
「震災復興とか防災・耐震に思いっきりカネ使って、将来の大震災に備えろ」
という教授の意見は、過去の事例に照らし合わせると正しい。
構造改革とかイノベーションとか、供給増やすハナシだもんなあ・・・・需要足りないのに、供給増やしても意味がない。
セイの法則とやらが本当なら、日本はとっくに景気回復してるわけで、一見無茶ぶりな主張に見えるけど、実際にゃこちらのほうが正解だろう。
新聞で、自公の公共事業強化政策が叩かれまくってるが、この本読むと「新聞のほうが間違い」であることが判ってくる。
公共事業悪玉論に賛同してる人は、是非とも一度目を通して欲しい本。
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購入金額
798円
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購入日
2012年08月08日
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購入場所
トム様さん
2012/08/12
経済の知識が皆無でも読めるものなら読んでみたいですね。
Vossさん
2012/08/12
内容はあくまで国家全体の耐震化による、強靭な社会構造を創造するためのビジョンであり、経済論は中心になっていません。
つか、経済を理解するなら今日紹介した本読む方が手っ取り早いと思います、はい。
http://zigsow.jp/portal/own_item_detail/212044/
これよか簡単なマクロ経済論の本、今のところ知らないです。