特に重宝したのが、HDDリカバリーしかできないようなノートPCのHDDをバックアップする場合です。HDDが故障してしまうとシステムのリカバリー手段がなくなってしまいますので、全く同じ内容のHDDを作っておいて保管しておくということが可能となるわけです。
一応単なるコピーマシンというわけではなく、USB接続のHDD外付けアダプタとしても使えます。このときはHDDを2台別々に認識させることも出来ますし、コンバインモードにより2台を1台として認識させ、仮想大容量HDDとして利用することも可能になっています。
実は後にIDE-SATA変換アダプターもオプションとして提供されるようになったのですが、このアダプタ1つの値段が最近のクローンスタンド並みの値段となってしまいますので、敢えて買うメリットは殆ど無いでしょう。
また、当時は100GB以下のHDDが中心だったため問題にはならなかったのですが、大容量のHDDをコピーするには速度が遅いという課題があります。後継モデルではコピー速度は大幅に向上しているとのことですが、この製品では40GB程度をコピーするにも結構な時間がかかってしまいます。
この製品の最大の弱点となっていたのが、セクタエラーがあるHDDをコピーしようとすると、そこでエラー中断してしまうということです。壊れかかったHDDからデータを取り出すときにこそ使いたい機器であるはずですが、現実問題としては本当にデータの破損が始まってしまっていた場合には手遅れとなってしまうということです。
最近では殆ど使うこともなくなってきてしまいましたが、IDE HDDを使っていた頃にはバックアップHDDの作成やブートHDDの交換などに大活躍してくれた機器であり、持っていて良かったと感じられる1台です。
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購入金額
8,379円
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購入日
2005年12月10日
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購入場所
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