前者はDVI×1、アナログRGB×1、Display-Port×1、後者はDVI×1、アナログRGB×1、と近年はやりのHDMIは搭載していません。
それが悪いと言っているわけではありません。前者はUSBハブを搭載していたり、ピボッドに対応していたり、IPSフルHDだったり、その上低価格と魅力ですし、後者もスピーカ内蔵で(当時は)低価格だった魅力的な製品でした。
ただ、今回$35-PCこと「Raspberry Pi」を接続するにはHDMIが必要で、これらのモニタでは接続できなかったということです。
そこで本品を購入しました。
HDMIは、DVIの仕様をベースに進化してきたため、その変換は比較的容易です。
Display-PortとHDMI(DVI)では変換回路が必要ですし、DVIとアナログRGBでもDVI-Aをサポートしていなれけば変換回路が必要になります。
DVI-HDMI変換は容易ではあるものの注意が必要です。HDMIが映像+音声(+α)の信号なのに対し、DVIは映像信号のみのため、音声信号は欠落します。そのため、音声出力先がHDMIしか設定できない機器の場合、音声の出力ができなくなります。
実際に本品を接続してみました。
幸いにも、どちらのモニタもDVIが空いていました(補足参照)ので、どちらにでも接続は可能です。
予定ではサブモニタにしていたRDT1711VM(SXGA)に接続する予定でしたが、このモニタのコネクタは奥まった位置にあります。
そのため、本品+HDMIケーブルでは背丈が足りず、干渉するため接続することはできませんでした。
仕方なく、U2212HMに本品を接続し、RPiを接続しました。
無事に表示はできたものの、フルHD(フル画面)では表示されませんでした。
これはRPiのスペックなのかどうかはわかりませんが、自宅のモニタにHDMI接続した場合はフル画面で表示できていたため、何かしらの制約があるのかもしれません。
詳細は追って調査する予定です。
本品を含めRPi関連で購入した物の金額が5,000円を超えています。
本品980円最高額を筆頭に、SDHCカード、USBメモリ等、追加購入品群がRPi本体の価格を超えています。
本体が低価格ではあるものの、これだけ普及帯に入って安価になった部品群(大した物は購入していないにも関わらず)より更に安いところから見て、いかに破格かということを実感します。
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補足:
PCのビデオ関連の構成は、時代に逆行したものです。
メイン出力をチップセット内蔵のグラフィックを使用し、サブ出力は私物のPCI増設のグラフィックボード(アナログRGB、S端子、コンポジット)を使用しています。
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購入金額
980円
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購入日
2012年07月22日
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購入場所
パソコン工房
takamizuさん
2012/07/24
蒼-aoi-さん
2012/07/25
であれば良いのですが、本品はアナログをDVIに変換するコネクタではありませんので、お間違いないようにご注意下さい。
ちなみにアナログ(PC側)をDVI(モニタ側)に接続する場合は、モニタがDVI-Aに対応していないと接続できても表示できなかったはず。