2014年追記:購入後あまり使ってませんが、調子が悪くなりました。
原因は、下記にも記した本体のACアダプターケーブル差込口の接触不良のようです。
(ここから本題)
結論から言うと、システムトークスのUSB3-TR300DDかCenturyの裸族の頭の方が良さげです。
(ただしCenturyのは光学ドライブが接続できませんが)。
本製品ではHDDの電源断がまともに行われません。ヘッドが元の位置に戻らずプラッタが回転したままの状態でHDDを外さねばなりませんのでご注意を。
(Vista以降でUSB周りの変更がありましたが、レジストリを対応させることでXPと同じくOS上から電源を切ることができます。ですがそれを行っても本製品のみ電源が切れません)
ASMediaのファームの問題ですが、AEREAはいまだに対処しておりません。
AREAはファームなどは用意しませんので、がっかりです。
また、笑ってしまうのは、SATA-HDDをつなぐとLEDが下向いてしまい見えなくなってしまうことです。AREAの人は、自分でためさなかったのだろか?
本製品は発売時期が2011年8月中旬からですが、AEREAのHPによれば4TBまでは確認しているとのことです。
さて本題です。まずは基板の写真から。
本製品SD-ISU3-M1のSATA-USB 3.0変換ブリッジチップは、ASMT2105と表示されますが、チップの型番自体はASM1051です。また、Station-Drive.comに上がっているASMT1051用ファームでは、アップデートはできませんでした。全て試しましたが全てダメでした。ですので不具合があっても現段階では応できません。
Century裸族の頭のSATA-USB3.0チップは、LucidPort Technologyの「USB300REV2」が多いようです。こちらのチップは多少ですが、ASMEDIAよりもスピードが出ます。PCWatchに比較がありました。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hirasawa/20100510_365667.html
また、本製品SD-ISU3-M1のIDE側はJMicronのチップが担当してるようです。
【使用感】
一言で言って、AREAの商品の購入はおすすめしません。相性多すぎ。サポートしなさすぎ。
もはや玄人志向以下であり、それでいて玄人志向のような割り切りの説明すらしていない。とにかく不具合や相性問題が多く、まともに検証されないまま出荷されています。
また、家電量販店へのAREAの対応も非常に悪いらしく、これらの店でも評判もあまりよくなかったです。
【問題点】
1.HDDの取り外し時の問題(下記に詳細)
OSから取り外しOKのサインが出ても、多くのHDDで回転が止まらずヘッドも元に戻りません。その状態でUSBケーブルを外さねばなりません。
station-drivers.comあるファームでは書き換えはできません。
AREAが新ファームを提供すれば解決できるかもしれませんが、これまでのAREAの対応を見てるとそんなことするわけが無い。だいたい社員が5人しかない(しかも副業としてやってる)メーカーなので仕方ありません。その分、価格が安いわけですが。
2.SATAのHDDを挿すと青色LEDの向きが下向きになり見えない
思いっきりふざけた仕様ですね。LEDの意味がない。
さすがAREA笑かせてくれます。
ほんと何考えてこんなわけのわからない仕様にしたんですかね?
3.4pinプエリフェラルの電源コネクタが抜けやすい
これも危険極まりない。HDD接続させてる状態で電源コネクタがはずれたらどうすんですかね? この部分は非常に出来が悪くすさまじく抜けやすいです。
【電源切断時の問題】
特に3.5インチに関しては、SATAでもIDEでも電源切断時に問題ありです。
HDDの回転が終わらないうちにいきなり落ちます。
デスクトップ右下のアイコンから取り外ししても、まともにHDDが切断できていません。
完全にHDDの電源が切れずヘッドが戻らないのに「取り外しができます」と出ます(XP)。
のため、その状態でHDDを外すか、あるいはPCの電源を落とすと、
いきなりHDDが落ちます。明らかに途中で落ちたのがわかるような音をたてて落ちてくれます。
なので、かなりHDDにダメージがあります。
・2.5インチに関しては、さらに複雑な傾向が。
XP上ではほとんど問題が見られませんでした。
Seagate(SATA)、日立(IDEとSATA)、東芝(SATA)は電源がうまく落ちます。
旧富士通(SATA)はダメでした。
ですが
Vista以降、7、8では、2.5インチSATA-HDDは、取り外し時に回転がとまらず、いきなりHDDが切断されるものがあります。ものすごい音をして落ちます。
メーカーというより型番で好き嫌いがあるようで、同じHitachiのHDDでも、きちんと回転まで止まり安全に取り外しできるものもあれば、ずっと回転し続けたままでそのまま取り外さねばならないもの(すごい音がします)などがあります。東芝のMQ01ABD050は止まらかったですね。
ちなみに、IDEの2.5インチではOSに関係なく問題なしでした(JMicronチップがIDEは担当)
このように、やっかいなのは、このSATA-HDDの切断時の問題はOS依存な傾向、型番依存な傾向があること。
とてもではないですが怖くて常用できるものではありません。
やっぱりAREA。
ほんとうにすべてがいい加減。まともな検証をせずに中華圏から買い付けて、たたき売りしています。
いろいろみてきましたが、やっぱり安かろう悪かろうです。
ストレージはデータ貯蔵庫であるのだから、それにかかわるデバイスは最大限の注意を払って作るべきだと思いますがね。
こればかりは、解決方法は、ありません。
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購入金額
3,480円
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購入日
2012年06月13日
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購入場所
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