秋葉原に行くと、目的の物を見つけた後はどうも掘り出し物探しに精を出してしまうわけで。

前回の秋葉行で見つけてきた第一号がこの電源。

メーカーはサイス、容量1000Wで更に80+Platinum認証の電源。

お値段実に500円。

…まぁ当然のごとくジャンク扱い。

80+だったり80+銅認証あたりで1000Wだったら、うーん何にしても使い所がと思い買わなかったのだが、なんといっても80+Platinum。

どれだけ低消費電力なのか楽しみだし(ワットチェッカー非所持)、Platinumなら高出力でもアイドル消費電力は低いに違いない、とかなり興味本位で購入した。

もちろん500円という破格なので、箱は無し。袋に包まれた状態。

500円のラベルが光る。

この手のモデルであれば少なくともプラグインだろう、ということで最低限のケーブルは付属してる状態なのかな？と思ったら手持ちのCorsair HX750と同じ様なセミプラグイン(必ず使うATX24pin,CPU8pinなどは直付け、その他SATAなどはプラグイン)だった。

例によってプラグインタイプの電源には「これでもか！」と言わんばかりのオプションケーブルが付属されている筈だが、この包装にはSATA用,PATA用,PCI-E 8pin用の計3本しかオプションのケーブルが付属されていなかった。

セミプラグイン故に、これでもPCを稼働させるには十分なのだが。

マジックペンで×がされているものの、紛う事なき白金1000W。

封印シールも破られていない。

物自体はScythe製のエナジアプラチナ1000Wというもの。ATNG製のOEM品の様。

奥行きこそ多少あるが、1000Wで12Vがシングル80Aととても余裕のある物だ。

今では15000円程で買え比較的1000W級プラチナ電源では買いやすい方なのだろうが、情報は少なかった。

 何故ジャンクなのか調べる為、電源を単体起動させて以前購入したテスターで各電圧を測ってみても問題なし。どの端子も適正電圧が出ている。

ならばと電源レスのPen4マシンに繋いで負荷を掛け、大体4日ほど放置してみたが至って平常運転。

流石Platinum認証と言ったところなのか、いくら起動させておいても電源自体が全く熱を持たない。

電源ユニットから出てくる風も熱を帯びていない。逆に不気味だ。

こうも普通に動かれると、逆に奇妙に思えてくる。

何故にジャンクなのか？

ショップの店員さん曰く、メーカーから「ジャンク扱い」と言われて卸されて来るそうで、店員さんも何故ジャンクなのかは全く不明とのこと。

私がチェックしたところでは電圧も問題なし、外傷があるわけでもなし、ちゃんと起動すらする。

ジャンクな点と言えば外箱が無く、付属品もかなり少ないという点だけ。

例えば外箱がやけに潰れたり付属品が少なかったと言うだけで、定価25000円程の電源を500円のジャンクに落とすとは中々考えづらい。

何か問題はあるのだろうが…少なくともPen4マシンは動いている。

非常に謎な電源君。

謎というか恐ろしいのは、この電源を録画/ファイルサーバーに使おうと思っている私自身である。貧乏学生恐るべし。

現在のサーバー電源が、2008年から2年ほどCore2 Duoマシンで使いそれ以後年中無休サーバーで動いている玄人志向のEnhance製400W(80+無し)なので、いい加減リストアしたいのだ。(ならば普通に買って来なさいという話なのだが)

老衰でいつ死ぬか分からないご老体と、膝どころか身体全部に爆弾を抱えたフルマラソン走れるウサインボルト。

どっちにしろ怖すぎます。

…

結局使っちゃうんだね

製品ページ

http://www.scythe.co.jp/power/energia1000p.html