面白いものを買ってきたので報告。

DQ７７KBというマザーボード。

インテルが推している規格「Thin Mini-ITX」

直訳すると　薄い　ミニアイティーエックス

とにかく購入しただけで、何に使うかはこれからのお楽しみとして

このACアダプタ駆動というのが嬉しい。

言うならば、ACアダプターの自作PCって高いじゃん？

電源とコンバーターだけで１万数千円。

これならマザーで１万４千円だが、DELL等の凡庸１９V電源使えば

ネットで調べると230WクラスのACアダプタでの実用報告が出ている。

PCI-Eがｘ４とゲームPCで使えないのは仕方ないが

それ以外でも、MiniPCI搭載

ディスプレイポート搭載、LAN２つ

その他もUSB3.0などなど…魅力だらけ

値段が高いマザーボードであるが

なんとも言えない拡張性が売り。

これをどう調理するかはあなた次第です。

なんつーか日本人好みのマザーボードだと思います。

Thin Mini-ITXは省電力PCユーザーや小型PCマニアは要チェックやで！

DQ77KBの個人的なコメント

１　消費電力の優秀さ

CPUと内臓GPUの場合でのアイドル時２０Ｗ駆動は余裕。

２　メモリーはノートPC型。

NUCと同じ算式で考えてもいいかも。ただしCPUのパワーを利点にとるならこっち。

３　SATAの豊富さ。mSATAは残念ながらSATAⅡです。

SATAⅢを使ったSSDとHDDを２～３台積めないこともない構成に出来る。
サーバーからビジネス機にはいいのかもね。

４　PCIeなど拡張性に富む。

無線LANの増設なども出来るかもしれない。但しケース側のアンテナや技適辺りでトラブル。

５　電源はACアダプタ式。DELLやHPの19V型ACアダプタ推奨。どうやら230Wも動くらしい。

私は135Wの電源を現在使用している。HDDを大量に増設したりしない場合は９０Wでも充分だが

色々と遊ぶユーザーは多めの電源を使うといいかもしれない。
DC-DCコンバーターが内蔵されており、理論上は２５０W近くまでの電源に対応するらしい（詳細は不明）

６　ビデオカード、現在GT640まで動作確認（普通に使うには設定や準備が色々と必要）

PCI-Express X4（2.0)を搭載しており、それに合わせた製品を使うことが出来る。

出力は25Wまでとなっているが、TDP60W近くのGT640の動作を確認した。

但し、装着するには物理的に干渉してしまい、別途延長ケーブルを使ったり
ボード上で加工したりする必要がある。

これを使えば、一般的なグラフィックカードをｘ４動作で装着可能

(自己解決方法）

私の場合は魔改造という切り札を使用し、それを回避した。

また、そのままでは不具合もある。OS起動以降の画面は出力されるが
BIOSやOS起動画面などが出力されていない。
どうやらBIOSはビデオカードなんてものを想定しておらず、内蔵GPUを強制的に優先していて
プライマリディスプレイまでも内蔵GPUで呼び出す素敵仕様
またBIOSでその項目を弄ることができない。

それを解決するためには、別途、IntelからToolBOXをインストール。

それからBIOS設定を弄り上書き保存すれば
Boot画面から、ビデオカードでの出力が可能になる。

「Primary Video Adapter」の項目を「Ext PCIe Graphics」にする。
これで大丈夫なハズ。

一応最新BIOS（2013年3月時点）で大丈夫だったので、Intel側で制限しない限り大丈夫だろう。
まぁそれはないと思う。もし内蔵GPUしか使用できないという状況をIntelは作れないだろうし。

理由は内蔵GPUを持たないLGA1155製品がある以上とのことだ。Xeon E3シリーズの一部製品等

で、Intelの海外フォーラム等見ていると
DQ77KB上でHD7770やGTX660等を動作している猛者がいるので
英語がわからない私はスルーしたが、今後挑戦するような人がいたら教えてほしいです（笑）

一応PCI-e辺りの電源周りの特殊な加工無しでGT640が動作したので報告しておきます。

但し、ｘ４動作なので全体的なパフォーマンスダウンは否めない。
但し、HD Graphics2500とは比べ物にならないぐらいの性能アップは見込めるので
同じぐらいの消費電力のHD7750やもしかすればGTX650等であれば動作可能かもしれない

そこいらを上手く利用すれば低消費電力ライトゲームマシンが作ることが出来るかもしれない。

私は現にPS3の部品を取っ払い、小型ゲームマシンとして作成することに成功している（耐久性は不明だがPS3とそこらは同じだろうか）