レビューメディア「ジグソー」

獣医師だって人間だ、人間だって動物だww

本の蟲。
実は結構読書家で、特に若い頃は乱読しました。
ジャンル的にはSF~ファンタジー~ミステリなどからコミックまでイロイロ。
3桁では収まらない蔵書の中からトピックをご紹介していきます。

マンガはそんなに多く読むわけではないけれど、時々ドはまりする。
うちは動物好きが揃っていて、動物もののマンガは結構好き。

でも動物もののマンガって、
・(基本擬人化された)動物自体がおもしろい行動をする
・動物を軸とした感動物語
の2パターンが多くて、それはそれでおもしろいんだけど、所有するほどではないかな、と。
文庫化されたケド、家にあるのはコミック版
文庫化されたケド、家にあるのはコミック版

でもこれは。
動物は動物として描かれる。
会話などは成立しない(動物の思っていること?がベタに書かれたりはするがw)。

でも、動物と一緒に暮らしていると、あぁこういうのやるよな、って行動を描いて見せたり、動物に関わる人間のそれ故のドラマがあったりする。

話は、ほぼ伏せ字になっていないH大こと北海道大学の獣医学部での平和な?日常??の話。

アフリカかぶれで豪快な漆原教授、ちょ~マイペースでズレている先輩院生菱沼さん、主体性がなく巻き込まれタイプの友人二階堂、強烈な個性を放つ祖母タカらに囲まれながら、チョット冷静すぎるところはあるけれど、ある意味まっとうな性格のハムテルこと西根公輝が、獣医学生から動物病院獣医として将来を決めるまでの感動的物語...

...だったっけ??ww

漆原教授に高校生の時に押しつけられたシベリアンハスキーのチョビや二階堂の天敵スナネズミ、西根家のドン?三毛猫のミケ、「西根家最強の生物」白色レグホンのヒヨちゃんなど動物たちは好き勝手に、あるいは「しょうがないなぁ」と思いながら人間と共存している←たぶん
主要登場人物??
主要登場人物??
動物>人間、でもない、動物<人間でもない、この絶妙な並行感がおもしろいのかな。

描いたのは佐々木倫子。基本写実的なんだけど、ちょっと変わった線の漫画家。
いい味出してます。
  • 購入金額

    4,620円

  • 購入日

    1994年頃

  • 購入場所

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