雑誌付録や市販基板など、時には何かをやりたくて、時には目的もないまま、購入を繰り返してきました。
そんなマイコン遊びの過程で、ヤル気があふれたときに部品として本品を購入しました。
本品はMMC(マルチメディアカード)コネクターを搭載する変換基板で、2.54ピッチのパッドに変換してくれます。
2.54ピッチですので一般的なユニバーサル基板に適合できます。
私は本品を(今は廃誌になった)CQ出版DesignWaveMagagine 2006年3月号に付録したARM基板で使用しました。
雑誌を購入したタイミングで、偶然廃材の中に多量のMMC(16M)が転がっているのを拾い上げたこともあり、動かしてみようというヤル気が沸いたわけです。
本品に低背のピンをコネクタ側に実装し、CPUボード-自作マザーの間に入る形で3階建ての基板を作成しました。
MMC/SD自体は、補助機能としてSPI通信でのアクセスをサポートしています。
CPU自体がSPIをサポートしていたため、それほど苦なく動作してしまったがために、そこでヤル気は鎮火してしまいました。
Renesas CPUであればSPI自体はサポートしないものの、クロックシリアル(CSCI)をサポートするため汎用ポートと組み合わせてSPIを実現できることも確認しました。
本基板は既に廃盤になっています。
ご存知の通り、SDとMMCは厚さこそ違えど形状は同じで、SPI動作であればピン割当ても同じです。SDでは、CDとWPの端子が多いくらいです。
つまり、SDコネクタを使用すればMMCを動作することができるため、製品がSD用変換基板一本に絞られたわけです。今購入するなら、そちらを購入することになります。
本品のコネクタはPush-IN/Pull-OUTので高級感はありません。
私は半田付けを得意としないため本品を購入しましたが、秋月などで販売されているSDコネクタを購入して、ユニバーサルに実装しても十分代替できると思います。
実際、本品購入以降にMMC/SDを使用する場合は、自作マザーに直にSDコネクタを実装して使用しています。
MMCはしばらく頑張っていたものの、カードメディアの淘汰で、今はほとんど見かけなくなった気がします。
一度だけRS-MMCを見かけたことがありますが、昨今はMMCのみならず、SD(とその小型版)以外は縮小されつつあるのではないでしょうか?
ユーザとして複数メディアを扱うのは手間ですが、あのメディアが乱立し、コレクションした時代が懐かしく思います。
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購入金額
0円
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購入日
2006年頃
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購入場所
退会したユーザーさん
2012/05/25
その変わり仕様書ではよく見ていた気がするw
何故か「お金を掛けないでSDカードを使いたい人用貧乏メディア規格」という印象(笑)
なんでだかそんな印象が残ってる。
蒼-aoi-さん
2012/05/26
まだデジカメとかにはXDとかMSが使えたり、ゲーム機は専用メディアだったりしますが、やはり普段見かける機器はSDばかりですね。
おかげでSDの価格は昔に比べると遥かに安くなりましたけどね。